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サントリーウエルネス 基礎化粧品の訴求強化、広告等に投資

2011年 3月 3日 11:09

 サントリーウエルネスは今期、基幹商材である「セサミンE」シリーズの育成と並行して、基礎化粧品「エファージュ」シリーズの訴求を強化する。基礎化粧品は、昨年3月から展開を始めたもので、2013年に売上高20億円を計画。今期は、基礎化粧品の展開拡大に向けた布石として、同商品の露出を高めるなど事業基盤の構築を進める構えだ。

 サントリーウエルネスでは、今期の重点施策として、健食の「セサミンE」シリーズと「グルコサミン&コンドロイチン」の育成と、基礎化粧品「エファージュ」シリーズの訴求強化を設定している。

 健食の施策については、従来から取り組んでいるもので、これまでに「セサミンEプラス」で獲得した顧客の「DHA&EPA+セサミンE」への誘引などで成果を出しており、引き続きこの戦略を進める。また、他の通販事業者でも取り扱いを強化している「グルコサミン」についても、品質を訴求し利用の拡大を図っていく考えのようだ。

 一方、これまで既存顧客向けの提案を中心に行ってきた基礎化粧品の「エファージュ」については、新規顧客向けの展開も積極化する。

 この布石として、昨年秋から一部地域でテレビをテスト的に3、4分のインフォマーシャルを投入しているが、「今期は『エファージュ』に投資し、時期をみて露出度を高めていく」(巽方俊通販マーケティング部長)としており、並行してコールセンターの顧客対応機能のブラッシュアップも進めていく構え。

 昨年12月には、美容系サプリの新商品として、粒タイプのコラーゲンを投入しているが、「エファージュ」の訴求強化により、クロスセルなど美容系サプリとのシナジー効果も追求していく考えのようだ。

 また、基本路線としては、「今までやってきたことを深掘りする」(同)としており、この一環として、顧客とのコミュニケーションを密にし、関係性の強化を推進。さらに品質に対する取り組みなど、企業姿勢への理解深耕にも取り組んでいく考えだ。

 
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