仮想モールの運営を手掛けるイーベイジャパンでは、物流拠点の整備を進めており、3月26日には神奈川県相模原市にある物流センターの利用区画を整備して、出店者向けのEC物流代行サービス「MOVEフルフィルメントセンター」を開始した。まずは、同社が運営するファッション専門の仮想モール「MOVE」の国内アパレル出店者向けに提供する。
同拠点は約1万3200平方mの倉庫スペースを有しており、以前より同社の物流拠点として稼働していたが、今回、その中で空きスペースを活用した形で物流支援サービスを開始。今後は利用状況に合わせて、さらに約5000~6600平方mを追加拡張できる準備があるという。
依頼を受けた出店者からの在庫を預かる形で、入庫・検収・保管をはじめ、受注管理、ピッキング・パッキング、出荷といった物流サービスのほか、返品なども含めたカスタマー(CS)対応も追加で行えるという。午前中に受けた注文商品は基本的に当日中に出荷し、遅くとも翌日までには出荷する。
商品販売価格の30%が利用手数料となり、CS対応も含む場合は35%となる。配送費や保管費など個別の作業費が追加でかかるわけではなく、手数料の中に含まれている。すでに出店者向けには利用に当たっての料金メニューなども公開しており、まずは、同社が手掛けるファッションブランドの公式ショップを集めたムーブの国内アパレル出店者から順次対応を開始する。
これまでは出店者が自前の拠点や外部の物流事業者を活用していたが、今回、同社で受注から発送までの物流作業をワンストップで受ける体制を設けたことで、作業負担の軽減を図り、販売に集中できる体制づくりを支援していく。
また、同モールでは韓国をはじめとする海外ブランドからの出店も数多くある。現状では、受注後に海外現地から商品が発送される仕組みとなっており、韓国からの場合、注文から決済を経て、到着までには1~2週間程度のリードタイムを要している。そのため、一部の売れ筋商品については、同社が提携していたり、あるいは出店者が各自で確保した日本国内の物流施設を中間倉庫として活用しながら、顧客の手元に届く時間を短縮させている。
今回の物流サービスでは、まずは国内ブランドの物流代行から請け負う形となるが、状況を見ながら海外ブランドのEC物流代行まで対象を広げる考え。
360度回転撮影の機材も
なお、同日に都内のファッションイベント会場で行われたサービス説明会では、ムーブにおける25年度目標も発表している。それによると、販売ブランド数では1000、販売商品数では前年比94%増(24年は前年比78%増)、流通額では同25%増(同28%増)を目指す考え。
そのほか、モール内の画像コンテンツの強化として、新たに360度回転撮影の専用機材も導入した。出店者向けに同機材を活用した商品着用画像などを配信するもので、専門知識がなくても短時間で撮影が完了できコンテンツの品質を高めることができるとしている。
物流担当者に聞く
セール期の物量に対応

今回のEC物流代行サービスについて、同社の物流担当者であるシッピングマネジメントの高野友樹氏(=写真)に聞いた。
◇
――今回の物流サービス開始の意図とは。
「販売店(出店者)様の負担を解消することが狙い。どうしても(大規模セールの)『メガ割』などの時期になると、かなりの物量になったり、顧客からの問い合わせが増えてくる。通常の発送体制では間に合わなくなってしまうので、そういったところでこのサービスを使ってもらえることが販売店様にとってのメリットとなる」
――対象となるのは。
「国内であれば日本全国どの出店者にも対応できる。ファッション専用という形での物流支援サービスは今回が初めて。今後はコスメなど他のカテゴリーにも広げていきたい。実際に物流サービスを求める販売店の声は多かった」
――物流での目標とは。
「元々リードタイムを早くするということは目標の一つにあった。あとは受け取った時に梱包がきれいになっているなども含めて、顧客目線でサービスを充実させたいし、利用する販売店にとっても今まで物流の課題を抱えていたところを手間なく、メリットがある形で展開したい」
同拠点は約1万3200平方mの倉庫スペースを有しており、以前より同社の物流拠点として稼働していたが、今回、その中で空きスペースを活用した形で物流支援サービスを開始。今後は利用状況に合わせて、さらに約5000~6600平方mを追加拡張できる準備があるという。
依頼を受けた出店者からの在庫を預かる形で、入庫・検収・保管をはじめ、受注管理、ピッキング・パッキング、出荷といった物流サービスのほか、返品なども含めたカスタマー(CS)対応も追加で行えるという。午前中に受けた注文商品は基本的に当日中に出荷し、遅くとも翌日までには出荷する。
商品販売価格の30%が利用手数料となり、CS対応も含む場合は35%となる。配送費や保管費など個別の作業費が追加でかかるわけではなく、手数料の中に含まれている。すでに出店者向けには利用に当たっての料金メニューなども公開しており、まずは、同社が手掛けるファッションブランドの公式ショップを集めたムーブの国内アパレル出店者から順次対応を開始する。
これまでは出店者が自前の拠点や外部の物流事業者を活用していたが、今回、同社で受注から発送までの物流作業をワンストップで受ける体制を設けたことで、作業負担の軽減を図り、販売に集中できる体制づくりを支援していく。
また、同モールでは韓国をはじめとする海外ブランドからの出店も数多くある。現状では、受注後に海外現地から商品が発送される仕組みとなっており、韓国からの場合、注文から決済を経て、到着までには1~2週間程度のリードタイムを要している。そのため、一部の売れ筋商品については、同社が提携していたり、あるいは出店者が各自で確保した日本国内の物流施設を中間倉庫として活用しながら、顧客の手元に届く時間を短縮させている。
今回の物流サービスでは、まずは国内ブランドの物流代行から請け負う形となるが、状況を見ながら海外ブランドのEC物流代行まで対象を広げる考え。
なお、同日に都内のファッションイベント会場で行われたサービス説明会では、ムーブにおける25年度目標も発表している。それによると、販売ブランド数では1000、販売商品数では前年比94%増(24年は前年比78%増)、流通額では同25%増(同28%増)を目指す考え。
そのほか、モール内の画像コンテンツの強化として、新たに360度回転撮影の専用機材も導入した。出店者向けに同機材を活用した商品着用画像などを配信するもので、専門知識がなくても短時間で撮影が完了できコンテンツの品質を高めることができるとしている。
セール期の物量に対応
――今回の物流サービス開始の意図とは。
「販売店(出店者)様の負担を解消することが狙い。どうしても(大規模セールの)『メガ割』などの時期になると、かなりの物量になったり、顧客からの問い合わせが増えてくる。通常の発送体制では間に合わなくなってしまうので、そういったところでこのサービスを使ってもらえることが販売店様にとってのメリットとなる」
――対象となるのは。
「国内であれば日本全国どの出店者にも対応できる。ファッション専用という形での物流支援サービスは今回が初めて。今後はコスメなど他のカテゴリーにも広げていきたい。実際に物流サービスを求める販売店の声は多かった」
――物流での目標とは。
「元々リードタイムを早くするということは目標の一つにあった。あとは受け取った時に梱包がきれいになっているなども含めて、顧客目線でサービスを充実させたいし、利用する販売店にとっても今まで物流の課題を抱えていたところを手間なく、メリットがある形で展開したい」