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「auPAYマーケット」が優良出店者を表彰 ヤマダデンキが初の首位、コラボ企画で売上高40%増

2025年 3月27日 12:00

 auコマース&ライフ(=auCL)が運営する仮想モール「auPAYマーケット」は3月19日、出店者の中から優秀店舗を表彰する「ベストショップアワード2024」を都内で開催した。ヤマダデンキがグランプリを受賞した。同社は今回が初のグランプリ受賞となる。

 同社の後藤賢志執行役員は「受賞できたのはauPAYマーケット担当者のアドバイスの存在が大きかった。お客様、商品を提供してくれる取引先の方々、この場を提供してくれるauPAYマーケットの皆様と我々の4者がすべてウィンウィンになることを心がけている」とコメントした。

 同社は昨年6月からauPAYマーケットとのコラボ企画を実施。ポイントアップ施策やクーポンの配布を行ったことが新規顧客の獲得につながったという。また、同社は今回パソコン・周辺機器カテゴリにて大賞を受賞した。auPAYマーケットにおいてはプリンターのインク販売がとくに好調という。

 同社の2024年度3月期におけるEC売上高は約857億円。そのうちauPAYマーケットの売り上げは5%程度だが、24年度のauPAYマーケット売上高は、前期比40%増に伸長したという。

 後藤執行役員は「他のモールと比べて成長率は非常に高い。販売額自体は『楽天市場』や『ヤフーショッピング』には劣るが、いずれ同程度にまで上げていきたい」と抱負を語った。その上で「売り上げを伸ばすためにはauPAYマーケットの利用者を増やすことが必要不可欠。たとえばヤマダデンキの店頭でauの携帯を購入したお客様に、『我々もauPAYマーケットに出店していますよ』という告知を行うなどして、ともに認知拡大を図っていきたい」とした。

 イベントの最後でauCLの桑田祐二社長は「PontaポイントやPontaパスなどau経済圏の仕組みをうまく活用し、店舗の皆様とともにお客様としっかり向き合って、auユーザーの輪を広げていきたい」とコメントした。

 なお、2位はアイリスプラザ、3位は「お酒のビッグボス」のビッグボスシバザキ、4位は「リカーBOSS」のモリフジ、5位は「日テレポシュレ」の日本テレビ放送網、6位は「Joshin web」の上新電機、7位は「CosmeShopプレコハウス」のプレコハウス、8位は「シードコムス」のエフ琉球、9位は「ご当地風土」のローカル、10位は「オシャレウォーカー」のmightyだった。
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