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大和心　会報誌を創刊、𠮷田会長によるお悩み相談も

　元DHC(=ディーエイチシー)会長の𠮷田嘉明氏が創業した大和心が今年4月、会報誌を創刊した。𠮷田会長の”眼力”による商品紹介や、「お悩み相談室」を展開する。

　4月2日付の読売新聞で、「かぜとゆき」の創刊を広告した。会報誌は無料で配布。「睡眠」「料理」「健康」「美容」で特集企画を展開している。連載企画では、𠮷田会長がおすすめする商品を紹介したり、「斬新な切り口があなたを救う!」といううたい文句で𠮷田会長によるお悩み相談室も企画している。

　自社通販サイトでは、今年2月時点で約3600商品を展開していた。4月時点で約4500点まで増えている(本紙集計)。会報誌は、「好評につき、残数が少なくなっている」と説明。在庫切れの場合は、増刷で対応するという。

　大和心は今年1月、通販サイトの名称を「かぜとゆき」に変更した。「大和心」は、本居宣長の歌に由来するが、他者に商標が登録されていたため(本紙1929号既報)。権利範囲から通販サイトの名称への利用は制限されないが、自社ブランドによるPB(プライベートブランド)展開などでは影響を受ける可能性があり、今後の展開の障害になるため変更したとみられる。

　大和心は今年1月に商標変更をサイトで告知。「悪意ある商標の出願は、詐欺行為や権利売買が目的だと考えられますが、それらは中国や韓国での話かと思っていたら(略)日本でも頻発しているようです」、「設立直後に早々とパクられていて」などと説明していた。「かぜとゆき」は、𠮷田会長の母校である同志社大学の創立者、新島襄の漢詩に由来する。

 

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