オークローンマーケティング 小型冷風機の新型発売、「ここひえ」風量アップ省エネ強化など
2022年 4月14日 13:15
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同日から発売したのは、2019年から本格販売を開始後、累計販売数が133万台を突破した同社の売れ筋商品の1つとなっている気化熱現象を利用した冷却技術を搭載した持ち運び可能な冷風扇の「ここひえ」の新モデル(=写真)となる。同モデルでは従来機よりも吹き出す風量を強め、風速を約倍とし、涼しさの体感は3割程度、向上させたという。一方で省エネ性を高めた。モーターの品質を高めたり、吹き出し口の構造を工夫したりなどで1時間あたりの消費電力は0・11円と従来機の0・16円よりもさらに抑えた。一晩つけたままでも電気代は約0・9円だという。また、運転音は従来機よりも4割程度抑えた。4段階の風量を最弱の風量1に設定すると運転音は40デシベルと図書館並みの静かさになり、就寝時に使用しても睡眠の妨げにならないという。このほか、前回のモデルから採用された広範囲に冷風が遅れるようになる首振り機能を改善。従来機は首振りの角度は70度のみだったが、新たに30度も用意、2角度を選択できるようにした。また、従来機よりもフィルターの防カビ仕様を強化、水洗いも可能なで清潔面も高めている。
持ち運びが可能で自室や寝室などのほか、モバイルバッテリーでも使用可能なため、コンセントのないキャンプなどアウトドアシーンでも使用できるという。本体サイズは幅190ミリ、高さ201ミリ、奥行き175ミリ、重量は1・5キログラム。価格(同社通販サイトの販売価格)は税込8980円。
4月7日から同社運営の通販サイトで発売後、同14日からはテレビ通販でも販売を始めた。4月中までに量販店などへの卸販売も開始する。同社のショップブランドディビジョン・ホームセクションの大熊堅二郎マネージャーによると、「ここひえ」は19年の発売以来、毎年、競合品よりも機能性を高めた新モデルを発売するなどし、順調に売れ行きを伸ばしており、年間の売上台数は19年度には35万台。20年度はコロナ禍による巣ごもり消費増による特需で55万台まで達した。21年度も20年度ほどではないものの、43万台と順調に推移しており、今回の新モデルの投入で今年度の目標売上台数は前年度並みの40万台程度の販売を目指すとしている。