ユーグレナは3月15日から、スキンケアの新ブランドについて本格販売した。第1弾商品はマイクロニードルを使用した美容液2アイテム。出店する仮想モールのほか、バラエティショップなどで取り扱う。機能に特化した本格的なケアの日常使いを提案する。成分訴求によるわかりやすさと、購入しやすい価格帯で新規顧客との接点を拡大する。

　新ブランドは「CONC LABO(コンクラボ)」。最先端の遺伝子研究や細胞培養技術を活用した高機能化粧品ブランド「CONC」の妹ブランドと位置付ける。

　ターゲットは30～40代。バラエティショップや仮想モールでの販売を中心に取り扱う。自社通販で展開する「CONC」とは成分で差別化し、悩みの深さに合わせて選べるようにする。

　新商品は注入型マイクロニードルを使用した美容液2アイテム(画像)。認知度の高い成分で、高濃度で集中投下できるものを選んだ。共通成分としてユーグレナエキスを配合し、肌を整えるとした。

　頬や目元に使用できる美容液「トリプルCリッチショット」は、3種の高濃度ビタミンCを配合。毛穴やくすみなど気になる部分の集中ケアに対応する。

　目元や口元、額に使用できる「PCリッチショット」は、3種の高濃度コラーゲンと2種の高濃度ペプチドを配合した。乾燥による小じわを目立たなくする効能評価試験済み。

　マイクロニードルは46本で、医療用に研究されたもののうち、美容用途で使用可能なものを採用した。ニードル部分を肌に押し当てて尾部をノックすると、マイクロニードルから美容液が出て角層に直接に注入できる。針を抜くと肌は復元し、美容液のみが角層にとどまる仕組み。

　1本あたり2.5ml入り。450ショット使用でき、1日15ショットずつの使用で1か月分とした。税込価格は4378円。

　マイクロニードル美容液は、2023年6月に上位ブランド「CONC」から発売した。通販を中心に、40代後半から70代の美容意識の高い層の需要に対応し、発売から5か月間で販売目標数に対して2倍を売り上げる人気商品となる。使用後の効果実感への評価が高く、半年後の継続率も当初想定を上回った。

　同社によるとマイクロニードルを使用した化粧品の認知が向上。美容医療への興味関心が高まっており、効果実感を得られるホームケア商品のニーズも向上しているという。

　「CONC LABO」は3月1日から先行販売し、ロフトやプラザ、アットコスメの合計190店舗とECで販売を開始した。同月15日から、取り扱い店舗数は350店舗に拡大し本格化。同月17日からは同社公式通販サイトや、出店する「ヤフー!ショッピング」や「楽天市場」での取り扱いを開始した。立ち上がりは好調で今後、取り扱い店舗数の拡大を図る。