アパレル大手のストライプインターナショナルは、小柄女性に向けたカジュアルモードのD2Cブランド「レム クローゼット」が3月26日にブランド始動から1周年を迎え、幅広い年齢層から支持されているようだ。
「レム クローゼット」は、同社ショップ店員だった松井里穂さん(
画像㊤)がディレクターを務めるブランドだ。インスタグラムのフォロワー数が多いほか、彼女のスタイリング経由のEC売り上げが社内で一番だったことから、SNSを介した消費者とのコミュニケーションが重視されるD2Cブランドのディレクターとして抜擢された。
松井さん自身も小柄なため、低身長女性が既製品でも着られるサイズ感の服を届けたいという思いでスタートし、自社通販サイト「ストライプクラブ」をメインに展開。インスタなどで顧客の悩みを聞き、商品開発にもつなげている。
とくにボトムスとアウター類はニーズが高く、小柄女性がバランスよく着こなせる丈感やポケットの位置などのこだわりが支持されているようだ。
トップスはSサイズのみ、ボトムスはXSとSサイズの2サイズを展開しているが、顧客の意見を繰り返し聞いてサイズ調整した結果、スタート時に比べて返品率も下がっているという。
情報発信やブランディングはSNSを重視。投稿する内容も使い分けており、「WEAR」は商品を売るためのコンテンツとして頻繁に自身のコーディネート写真を投稿するほか、インスタはブランドの世界観を発信するのとともに、ブランドのアカウントではライブ配信も実施して商品の特徴などを伝える。また、ユーチューブチャンネル「rihotube」では松井さんが撮影から編集作業までひとりで行い、自身の思いやこだわりのポイントなどを解説している。
実際に手に取って商品を確認できない分、「SNS上ではお客様と密に接することでECのデメリットを解消している」(松井里穂さん)とし、フォロワーからの問い合わせや意見などにしっかり答えることで、身近に感じてもらえるように努めているという。
ブランド1周年記念の第1弾としては、3月10日に「ゾゾタウン」に「レム クローゼット」の単独ショップをオープン。各展開商品がレディース総合ランキングの上位を占め、売上高も計画比2倍と好調に推移した。
同社では事前に価格やデザイン、商品画像、販促の打ち方など、「ゾゾタウン」内での”勝ちパターン”を分析。オープン時に売れる確率の高い商品を縦積みして臨んだ。在庫が薄くなった商品は受注販売に切り替えて販売できるように追加生産も準備した結果、売り上げの最大化に成功。1型当たり1日100万円近い売り上げが作れたという。
また、小柄な女性向けのブランドにカジュアルモードのテイストの服はあまりなく、オンでもオフでも着用できることが幅広い層に支持されたようで、「ゾゾタウン」では10代後半~50代までの女性から全国規模で注文があったという。
新宿伊勢丹でポップアップ
1周年記念の第2弾として3月31日~4月4日までの5日間、伊勢丹新宿本館で開催された小さいサイズの婦人服が集結したイベント「150cm―ish”STYLE”に出店し、百貨店顧客の取り込みを目指した。イベント期間中は松井さんも店頭に立ち、小柄な女性の悩みに寄り添った接客を行った。
ポップアップ展開に合わせて、初めてリラックスウェアを展開したほか、実店舗ならではの取り組みとして松井さんがセレクトしたフレグランスも提案した。加えて、フレンチシックなジャパンブランド「ジルキー」とコラボしたカシュクールブラウスとタキシードシャツ(
画像㊦)、ロングスカートの3型を、伊勢丹店頭と「三越伊勢丹オンラインストア」で先行販売した。
「レム クローゼット」では常設店を出店する計画はないが、ポップアップストアの誘致も多く、今年は期間限定店の出店機会を増やしたい考えだ。また、バッグや靴、アクセサリーなどのニーズもあり、「身長を問わずに使用できるアイテムにも挑戦したい」(松井さん)としている。
「レム クローゼット」は、同社ショップ店員だった松井里穂さん(画像㊤)がディレクターを務めるブランドだ。インスタグラムのフォロワー数が多いほか、彼女のスタイリング経由のEC売り上げが社内で一番だったことから、SNSを介した消費者とのコミュニケーションが重視されるD2Cブランドのディレクターとして抜擢された。
松井さん自身も小柄なため、低身長女性が既製品でも着られるサイズ感の服を届けたいという思いでスタートし、自社通販サイト「ストライプクラブ」をメインに展開。インスタなどで顧客の悩みを聞き、商品開発にもつなげている。
とくにボトムスとアウター類はニーズが高く、小柄女性がバランスよく着こなせる丈感やポケットの位置などのこだわりが支持されているようだ。
トップスはSサイズのみ、ボトムスはXSとSサイズの2サイズを展開しているが、顧客の意見を繰り返し聞いてサイズ調整した結果、スタート時に比べて返品率も下がっているという。
情報発信やブランディングはSNSを重視。投稿する内容も使い分けており、「WEAR」は商品を売るためのコンテンツとして頻繁に自身のコーディネート写真を投稿するほか、インスタはブランドの世界観を発信するのとともに、ブランドのアカウントではライブ配信も実施して商品の特徴などを伝える。また、ユーチューブチャンネル「rihotube」では松井さんが撮影から編集作業までひとりで行い、自身の思いやこだわりのポイントなどを解説している。
実際に手に取って商品を確認できない分、「SNS上ではお客様と密に接することでECのデメリットを解消している」(松井里穂さん)とし、フォロワーからの問い合わせや意見などにしっかり答えることで、身近に感じてもらえるように努めているという。
ブランド1周年記念の第1弾としては、3月10日に「ゾゾタウン」に「レム クローゼット」の単独ショップをオープン。各展開商品がレディース総合ランキングの上位を占め、売上高も計画比2倍と好調に推移した。
同社では事前に価格やデザイン、商品画像、販促の打ち方など、「ゾゾタウン」内での”勝ちパターン”を分析。オープン時に売れる確率の高い商品を縦積みして臨んだ。在庫が薄くなった商品は受注販売に切り替えて販売できるように追加生産も準備した結果、売り上げの最大化に成功。1型当たり1日100万円近い売り上げが作れたという。
また、小柄な女性向けのブランドにカジュアルモードのテイストの服はあまりなく、オンでもオフでも着用できることが幅広い層に支持されたようで、「ゾゾタウン」では10代後半~50代までの女性から全国規模で注文があったという。
新宿伊勢丹でポップアップ
1周年記念の第2弾として3月31日~4月4日までの5日間、伊勢丹新宿本館で開催された小さいサイズの婦人服が集結したイベント「150cm―ish”STYLE”に出店し、百貨店顧客の取り込みを目指した。イベント期間中は松井さんも店頭に立ち、小柄な女性の悩みに寄り添った接客を行った。
ポップアップ展開に合わせて、初めてリラックスウェアを展開したほか、実店舗ならではの取り組みとして松井さんがセレクトしたフレグランスも提案した。加えて、フレンチシックなジャパンブランド「ジルキー」とコラボしたカシュクールブラウスとタキシードシャツ(画像㊦)、ロングスカートの3型を、伊勢丹店頭と「三越伊勢丹オンラインストア」で先行販売した。
「レム クローゼット」では常設店を出店する計画はないが、ポップアップストアの誘致も多く、今年は期間限定店の出店機会を増やしたい考えだ。また、バッグや靴、アクセサリーなどのニーズもあり、「身長を問わずに使用できるアイテムにも挑戦したい」(松井さん)としている。