オアシススタイルウェアの「WWS」 リブランディングを実施、“ボーダレスウェア”の新市場を開拓へ
2021年 2月18日 12:50
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2018年3月の販売から3年となる「WWS」は、法人向けではサービス業や製造業など約850社が導入。一般消費者向けではコロナ禍でのテレワーク訴求やウイルス感染対策ウェアとして30~50代のビジネスマンを中心に購入され、ビジネスシーンだけでなく、私服としてカジュアルシーンでも着用されているという。
今回のリブランディングでは”ボーダレスウェア”という新市場を開拓するほか、アパレル業界が抱える大量廃棄に伴う環境問題の解決策として「WWS」を提案していく。
ニューノーマル時代の突入で仕事とプライベートの垣根がなくなり、シーンレス・シーズンレスに着用できる服が注目されていることから、同社ではそうした商品を”ボーダレスウェア”と定義。作業着スーツだけではなく、ボーダレスウェアブランドとして生まれ変わる。
新ロゴはアートディレクター葛西薫氏が監修。これまでと同様に季節ごとのトレンドを追わない普遍的なデザインを重視し、余剰在庫を持たない商品開発を行うことで、サステナブルなブランドを目指す。
また、「ビーボーダレス」を体現する存在として女子100メートルハードル日本記録保持者の寺田明日香選手を起用した(画像)。
リブランディングを象徴する商品としては2月17日に「WWS Bizモデル」を販売。従来モデルよりも対象を限定しないスタンダードなデザインとし、ワークモデルと2軸展開する。
「WWS」は昨年9月、東京・八重洲地下街に初の常設店を開設したが、今後3年間で全国の主要都市に15店舗を構える計画だ。また、海外展開にも着手する考えで、第1弾は英ロンドンのセレクトショップでロンドンモデルのセットアップなどを販売する予定という。
「WWS」は24年2月期に売上高62億円、25年2月期に100億円の目標を掲げ、そのうちECチャネルは半分弱を想定する。「1種類の素材でサイズ感も決まっている『WWS』は、一度手に取ってもらえれば次はECでも買いやすい」(関谷有三オアシスライフスタイルグループCEO)とし、消費者とのタッチポイントとして実店舗を活用していく。