ディノスと丸井、家具の相互供給開始、カタログや店舗で互いの商品を紹介・販売
ディノス(本社・東京都中野区、石川順一社長)は7月30日から、丸井(本社・東京都中野区、川下雄司社長)と組み、家具・インテリアを中心とした相互商品供給および共同販促を始める。ディノスは丸井の独自家具など約140点を通販カタログやサイトで紹介・販売する。丸井は百貨店「マルイ」のインテリアの売り場でディノスの独自家具など10点を自社商品と組み合わせて展示・販売する。ディノスはインテリア分野の商品力強化、丸井は販路拡大と新客開拓を図る。
ディノスが今回、販売を始めるのは丸井のインテリアブランド「in The ROOM(インザルーム)」のPB(プライベートブランド)商品。取扱商品点数は約140点。中心価格帯はソファが約10万円、カーテンは約3万円など。
7月30日から全国の主要書店で販売する家具・インテリアの通販カタログ「house styling(ハウススタイリング)」の今秋冬号の巻頭特集ページ(=写真)で紹介。巻頭特集は数ページを割いて「趣味の時間も2人一緒に」「友達と過ごす楽しい時間に」などの切り口で、「掛け布団カバー」(9900円)や「カバーリングソファ パフューム」(7万8000円)のほか、カーテンやラグマットなどの丸井のPB商品を自社商品と組み合わせ、コーディネート提案する。なお、7月23日から配布する既存会員向けカタログでは1ページで丸井の商品を紹介している。
今回は電話受注には対応せず、ネット販売のみ。カタログの巻頭特集から「ハウススタイリング」の通販サイトに顧客を誘導し、購入を促す仕組み。
一方、丸井も7月30日から、百貨店「マルイ」で展開する「インザルーム」の売り場の一画でディノスが「ハウススタリング」で展開する「LONG&LOWダブルベッド」(12万8000円)や「ナイトテーブル」(1万4800円)、「Tolomeoランプ」(4万7250円)など10点の独自商品を同じく自社商品と組み合わせて、展示・販売する。スタート時点でディノス商品を展示・販売するのは「ららぽーと豊洲店」
「なんばパークス店」「西宮ガーデンズ店」内の「インザルーム」となる。
なお、丸井では実店舗内での紹介に加えて、サイト内でもディノスの商品を紹介。ただ、サイト上では直接的な販売はせず、ディノスの通販サイトに送客する形をとるようだ。
ディノスおよび丸井が、他社の展開するブランド名を打ち出した形で商品供給を受けたり、共同販促を行なうことはあまり実績がなく、珍しい試みのようだ。
今回の連携はディノスにとってはインテリア分野における商品力強化の一環。自社による独自商品に加えて、「インザルーム」が得意とするインテリア性の高いファブリック関連の商品の供給を受けることで、MD強化につながると判断したようだ。また、実店舗での商品露出で新規顧客獲得も期待しているようだ。
丸井は自社商品の新たな販路として期待しているようだ。ディノスの通販カタログ「ハウススタイリング」(年2回、約200万部発行)や通販サイトで多くのディノス顧客に、商品を露出・販売できるため、売り上げ拡大のほか、認知拡大も狙う考え。
ディノスでは丸井との相互商品供給や共同販促など各社施策を通じ、まずは1年間で1億円程度の売り上げを見込んでいるようだ。
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7月30日から全国の主要書店で販売する家具・インテリアの通販カタログ「house styling(ハウススタイリング)」の今秋冬号の巻頭特集ページ(=写真)で紹介。巻頭特集は数ページを割いて「趣味の時間も2人一緒に」「友達と過ごす楽しい時間に」などの切り口で、「掛け布団カバー」(9900円)や「カバーリングソファ パフューム」(7万8000円)のほか、カーテンやラグマットなどの丸井のPB商品を自社商品と組み合わせ、コーディネート提案する。なお、7月23日から配布する既存会員向けカタログでは1ページで丸井の商品を紹介している。
今回は電話受注には対応せず、ネット販売のみ。カタログの巻頭特集から「ハウススタイリング」の通販サイトに顧客を誘導し、購入を促す仕組み。
一方、丸井も7月30日から、百貨店「マルイ」で展開する「インザルーム」の売り場の一画でディノスが「ハウススタリング」で展開する「LONG&LOWダブルベッド」(12万8000円)や「ナイトテーブル」(1万4800円)、「Tolomeoランプ」(4万7250円)など10点の独自商品を同じく自社商品と組み合わせて、展示・販売する。スタート時点でディノス商品を展示・販売するのは「ららぽーと豊洲店」
「なんばパークス店」「西宮ガーデンズ店」内の「インザルーム」となる。
なお、丸井では実店舗内での紹介に加えて、サイト内でもディノスの商品を紹介。ただ、サイト上では直接的な販売はせず、ディノスの通販サイトに送客する形をとるようだ。
ディノスおよび丸井が、他社の展開するブランド名を打ち出した形で商品供給を受けたり、共同販促を行なうことはあまり実績がなく、珍しい試みのようだ。
今回の連携はディノスにとってはインテリア分野における商品力強化の一環。自社による独自商品に加えて、「インザルーム」が得意とするインテリア性の高いファブリック関連の商品の供給を受けることで、MD強化につながると判断したようだ。また、実店舗での商品露出で新規顧客獲得も期待しているようだ。
丸井は自社商品の新たな販路として期待しているようだ。ディノスの通販カタログ「ハウススタイリング」(年2回、約200万部発行)や通販サイトで多くのディノス顧客に、商品を露出・販売できるため、売り上げ拡大のほか、認知拡大も狙う考え。
ディノスでは丸井との相互商品供給や共同販促など各社施策を通じ、まずは1年間で1億円程度の売り上げを見込んでいるようだ。