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三島商事　通販の販路開拓強化、「ジョン・ハリソン」自社ブランド腕時計

　腕時計や革製品などの企画・販売を手がけている三島商事は自社ブランド「J.HARRISON(ジョン・ハリソン)」の腕時計(画像)について通販市場での販路開拓を強化している。

　航海用の機械式時計を世界で初めて発明したジョン・ハリソンの名前を冠した同ブランドは2008年に立ち上げたもので、すべて自社工場で製造。約50種類のラインアップを展開し、価格帯は1万円前後～2万円前後がメインとなっている。ほとんどの腕時計に天然ダイヤを使用しており、「デザイン自体もラグの位置やベゼルの厚さなどミリ単位で調整してオリジナルで作っている」(同社)とする。

　また、電波受信とソーラーバッテリーを採用したモデルについては、時刻合わせや電池交換の手間が不要なことから通販向けの商材として中高年を中心に支持を獲得。これまでも通販ではカタログ総合通販企業などへの卸で伸ばしてきたが、さらなる販路開拓を目指している。

　直近では2019年の初頭にGPSウオッチの新モデルを発売。1万円台という価格帯を武器に拡販を進めている。

　なお、今年中に複雑機構の一つでもある「トゥールビヨン」の腕時計を発売する考え。価格については10万円台を検討しており、他社が数百万円などで販売する中、差別化を図っていく。
 

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