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千趣会 カスタムソファーを販売

2019年 1月10日 13:15

 千趣会は12月18日、”サプライズ価格”で提供する日本製カスタムオーダーソファーの新シリーズ「ソファクトリー」を投入し、通販サイト「ベルメゾンネット」で販売を始めた。

 同社では、ソファーの受注生産が専門の工場と直接取り引きするのに加え、効率的な配送にも考慮したデザイン設計としたほか、受注生産方式で倉庫費用をかけず、セールを実施しない分を価格に還元した。また、使用するイタリアンレザーはイタリアから直接買い付けている業者と提携。家具専門店や従来のベルメゾンで扱う日本製オーダーソファーに比べて約6~8割の価格設定が可能となり、例えば、イタリアンレザーの日本製カスタムオーダーソファー(2人掛けコンパクト)を10万円以下で販売する(画像(上))。

 新シリーズは、日本の生活にマッチする2人掛けコンパクトという特殊サイズも含めて5サイズ展開、生地は14種類、脚が6種類、合計420通りの組み合わせから好みのソファーを選べる。

 イタリアンレザーの生地調達は独自に新たな流通ルートを開拓し、ラグジュアリーブランドのバッグや自動車に採用されているイタリアの有名なめし業者の高品質で滑らかなレザーを使用。布地はボリューム感とソフトな触感で、深みのある色が魅力のツイード調日本製生地を使用した。フレームは、土台を支える箇所には硬くて粘りのある南洋材を、外周フレームは反りがなく強度も強い積層合板を使用。ウレタンなどもへたりにくい日本製を使い、ややしっかり目の座り心地とした。ソファーは大分県の工場で熟練の職人がほぼ手作業で生産する。

 デザインは近代の名作と言われる数々のソファーを分析。美しく見えるデザインディテールの黄金比を導き出し、同黄金比をもとに日本人の体型や住まいを考慮したサイズや角度、高さなどを設定して、美しさと快適さを両立させたオリジナルデザインを作成した。あえて背を低めにして空間内での圧迫感をなくし、シンプルながらも水平方向を生かした存在感のあるデザインの中にアームを床方向に少しだけ伸ばすことでデザインのアクセントとしている。美しく見えるスタイリッシュなフォルムをベースに、飽きのこない”ずっと使えるスタンダード”を目指したという。

 オーダーは「ベルメゾンネット」内の「ソファクトリー」商品注文ページにシミュレーションができる機能を設置。フォルムから生地、脚のパターンを選ぶだけでイメージが表示され、購入時の迷いや不安を解消できるとする(画像(下))。

 また、背景となる部屋のイメージも選ぶことができ、より自分の部屋に置いた時のイメージ違いをなくすように配慮した。これはチャットによるインテリア相談で、「自分の部屋の色に合うかどうかわからない」という声を反映した機能だ。

 10月には消費増税を控え、それに伴う各種政策などで住宅・インテリアの需要が膨らむことが予想されることから、まずは春の新生活需要にも対応し、第1弾として今回の商品を開発。今後、デザインや生地バリエーションを追加する予定という。

 
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