仮想モールの「Qoo10」を運営するイーベイジャパンは8月31日から9月12日までに開催した大規模セールの「メガ割セール」において、前回の実績を上回り2019年9月の初回開催から20回連続で史上最高の流通額を更新した。

　今回はライブ配信で限定商品を紹介する恒例の企画だけでなく、初めてとなる「インナービューティー」特集もメガ割サイト内で展開している。特にビューティーカテゴリーのアイテムが人気となり、セール期間の販売件数を集計した総合ランキングでは上位10商品のすべてがビューティー関連の商品となった。また、その10商品の内、7つが同モール限定販売商品の「Qoo10 ONLY」となっている。

　カテゴリー別で見ると、「総合」では「VTコスメティックス」のシートマスクが1位を獲得。新発売のACケアのタイプも人気となった。2位は「アヌア」の「満月照らすアヌアの秋夜」、3位はインフルエンサーとコラボした「ナンバーズイン」の「美肌完結セット」となり、ともに同モールでの限定販売商品だった。

　そのほか、「ファッション」では、期間中のライブコマース企画で取り扱った「VARZAR」のキャップが、前回に引き続き1位を獲得。「家電・PC・ゲーム」では、同じくライブコマースで販売した「SALONIA」の関連商品が4点ランクインした。「食品・サプリ・飲料」では、韓国でも販売されているサプリメントが5点ランクインするなど、インナービューティーに関わる商品の人気が高まっている。

　まだ残暑が続く中での開催となったため、春夏のクリアランスアイテムや、オールシーズンでも着用できるインナー類などが堅調に推移。一方で、秋を見据えた商品購入も見られており、シルバーウィークに向けた旅行用のカバンや、敬老の日のプレゼント向けの革小物、シューズなどにも目立った動きが見られた。

　さらに「メンズ・スポーツ」では、秋の外出時用のアイテムとしてブランドのパーカーや寝袋、インソールなどがランクイン。「日用品・生活」では、上位10商品の内、4点をマスクが占め、秋から冬にかけて流行する風邪予防のために、対策グッズを購入する様子が見られた。

　なお、年代別の傾向としては、全ての年代でコスメ・スキンケアアイテムが高い人気となったが、特に10代だけで見ると上位10商品のうち、3点がカラーコンタクトという結果だった。