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ヤマトグループが来春に対応を予定している電子マネーは、JR北海道の「Kitaca」、JR東日本の「Suica」、JR東海の「TOICA」、JR西日本の「ICOCA」、JR九州の「SUGOCA」。ブランドにより利用できる地域は異なるが、沖縄および四国4県を除く全都道府県をカバーする形になる。
「宅急便」の運賃や包装資材料金、水やトイレットペーパーなどヤマト運輸の独自ブランド商品「特選市場」の料金、「宅急便コレクト 受取り時電子マネー払い」の決済に利用できるようにする予定だ。
ヤマトフィナンシャルが展開する「宅急便コレクト 受取り時電子マネー払い」では、主婦層の保有が多い流通系電子マネーへの対応、購入金額に応じたポイント付与の特典などが奏功し、平均決済金額が1万円を超えるペースで推移。同サービスでは、通販での電子マネー決済ニーズを掘り起こした形だ。日常の通勤通学で利用され、幅広い年齢層が保有する交通系電子マネーが決済メニューに加わることで、通販事業者側でも、利便性の向上による商品購入の促進、よりスムースな代金回収といった効果が期待できそうだ。