アマゾンジャパン 災害時帰宅困難者に支援物物資、東京・中央区の訓練に協力、歌舞伎座に提供
2024年 9月 5日 12:00
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同訓練は首都直下型地震が発生したことを想定し、観光客らへの対応などを確認する目的で、実際に歌舞伎座の地下2階に一角にブルーシートを敷き、帰宅困難者が休めるスペースとして開放。帰宅困難者に扮した外国人を含む人々を日本語や英語のアナウンスで同スペースに誘導したほか、歌舞伎座の袋にポータブルトイレ(2個)、ティッシュペーパー、除菌ティッシュ、メディカルセット、アルミシート、マスク、うちわを入れた「帰宅困難時の備え」と題したアマゾンが寄贈した支援物資を手渡した。
アマゾンによると「帰宅困難時の備え」は「歌舞伎座の収容人数である2000人に加え、施設利用者1000人の合計3000人を想定した支援体制を整えている歌舞伎座の受入数に応じて3000セットを寄贈した」(同社)。内容については「災害時にはインフラが停止してトイレが使えない場合も想定される。このため防災トイレなどを入れた。このほか、衛生用品を入れた」(同)とする。
同社では神奈川・相模原市の倉庫「Amazon相模原フルフィルメントセンター」と兵庫・尼崎市内の倉庫「尼崎フルフィルメントセンター」の内部に実際の被災者から支援物資としてニーズの高かったものや避難所での生活が快適になるように配慮された物資を選定して在庫する専用スペースを設置しており、大規模な災害発生時には両倉庫から被災地に支援物資を無償で提供、配送する取り組みを行っているが、事前に団体や施設などに支援物資を寄贈するのは初めて。「今回は(中央区帰宅困難者支援運営協議会に)お声がけ頂き、当社が行っている災害支援の活動とマッチすることなどから支援物資を寄贈させて頂くことにした。今後も機会があれば(事前に支援物資を寄贈することを)検討する」(同社)という。