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今期の同社では、定番の花に”もう一品”としてカタログギフトを組み合わせたセット商品(画像)などを販売。主な商品では「カーネーション(さくらもなか)+リンベルグルメカタログギフト サターン 7480円」などがある。
同社によると、昨年にコロナが5類に移行したことで外出制限がほぼなくなったことから、今年は食事や宿泊などの体験ギフト人気が回帰すると予想。
贈答シーンの変化としても、母の日用だけではなく、翌月に迎える父の日ギフトも一緒に購入するというケースが増えているという。これに伴い、メインターゲットとなっている仕事や子育て中の忙しい世帯に向けて、今年から1回の購入で頒布会のように購入できるサービスの展開も開始している。
また、今年度の母の日ギフトの予算イメージについては、例年通り5000円~1万円の価格帯のニーズが高まると見ている。同社の場合、「お花とカタログギフトのセット商品」や、近年好調の「体験型のカタログギフト」などについて、前述の価格よりもやや高めの予算で検討されるケースも見られるとする。
そのほか、今年からの新施策としては、カタログギフトのサービスで「間伐材のしおり」を付けた商品の販売を開始した。しおりには手書きでメッセージを書けるだけでなく、ミシン目が入っていて”肩たたき券”や”お手伝い券”といった使い方もでき、半券を切り離したものはそのまましおりとして使用できるようにもなっている。
子育て世代に向けて「購入した商品をそのまま贈るだけではなく、後に残せるものを添えて送りたい」という社員の声から始まった企画。家庭で環境問題に関心を持つきっかけになっていくことも期待している。
なお、4月初旬時点での立ち上がりの状況としては、昨年並みの受注で推移。昨年同様にゴールデンウィークが明けて少し期間が空いてからの母の日となるため、例年よりは受注のピークが後ろ倒しになると予想している。