仮想モールの「Qoo10」を運営するイーベイジャパンは12月11日、同モール内で最も活躍した出店者を表彰する「Qoo10 AWARDS 2023」(
画像)において、各賞の受賞企業を発表した。開催から4回目を迎えた今年は、最優秀賞にヤマダ電機やVT(ブイティー)など8社が選ばれている。
同アワードはQoo10において年間を通じて優秀だった出店者を表彰するもの。今回は合計で92社と、5人のインフルエンサーを選出した。
最優秀賞は「オルビス公式ショップ Qoo10店」、「ULTORA【公式】Qoo10ショップ」、「ハニーズオンラインショップ」、「公式Premium BeautyLab」、「BUSANDEPART韓国チャート反映店」のほか、2年連続受賞の「ヤマダ電機 Qoo10店」や「リコメン堂」、「VT Qoo10公式ショップ」が選ばれている。
そのほか、カテゴリー賞もあり、ビューティー、家電、ファッション、食品、生活、エンタメの6つの分野で選出された。また、特別賞として、新人賞が8社、「MOVE賞」が6社、「ライブショッピング賞」が1社、「サンプルマーケット賞」が1社、それぞれ選出されている。
なお、今回、最優秀賞を受賞した主な企業の声としては、ヤマダ電機が「昨年に引き続き、理美容品の売れ行きが好調だった。特に『メガ割』については、2桁増収で推移している。新商品や人気商品は、他のモールよりも早く動く傾向がある。商品力を強く意識したことが増収につながったと考えている。『Qoo10』は女性顧客が非常に多いモールだ。そこで当社では今年から、『Qoo10』の運営チームに女性社員を増やした。当社のメイン顧客よりも若い、10代~20代の顧客を取り込み、ヤマダ電機の認知を若年層に拡大していけたらと思っている」とコメント。
また、VTは「今年は新商品『リードルショット』の販売に注力した。さまざまなプロモーションやインフルエンサーとコラボを実施し、盛り上げることができた。俳優の北村匠海さんをメインモデルに起用し、信頼の獲得にも取り組んだ。今年9月の『メガ割』の売り上げは、前年比約2倍に増加した。来年も『リードルショット』を中心に、新商品も開発する予定だ。『Qoo10といえばVT』と言ってもらえるように頑張りたい」と語っている。
売上げや顧客対応など評価、共に成長できる環境作りを
<アワード責任者に聞く>
同アワードの責任者であるイーベイジャパンのキム・ヤンス営業本部長(
写真(左))と、キム・ソンミマーケティングプランニング部長(
同(右))に(以下敬称略)、今回の受賞企業の特徴や、今後の展望などについて聞いた。
――受賞の評価基準について。
ソンミ「まずは売り上げの実績。顧客に対して安全なサービスを提供しているかなど。これは配送面や商品自体についてのこと。合わせて顧客レビューにおいて評価を得ているところも選んでいる」
ヤンス「これらはCS部署で一つ一つ確認しながら点数化して、一定のレベルを超えた出店者を選出する仕組みになっている」
――受賞企業に共通する傾向とは。
ソンミ「ブランドの公式店舗や大手企業が多くなる傾向はあるが、それだけではなく、Qoo10内で独自のサービスを展開していたり、顧客対応がしっかりとしているところも選ばれる。また、数値だけでは測れない面もあるため、新規出店者をはじめ、MOVEやサンプルマーケットといった他のモールにはないサービスを積極的に利用しているところにも注目しており、小規模な企業にも十分受賞のチャンスがある」
――受賞するためのアドバイスなどは。
ヤンス「各店舗には当社の営業担当が深く関与していて、価格や商品構成、ターゲティングなどをどうやって設定すべきかなど細かくアドバイスしている。お互いに売り上げを作って成長することになるため、その点では良い反応がある」
――アワード開催の効果は。
ソンミ「昨年から受賞企業へのベネフィットとして、アワードのアイコンを受賞企業の店舗ページであったり、商品に対して分かるようにサイト内でタグ付けしている。顧客から見ても実績のある店舗だとすぐ分かるようになり、安心して購入してもらえる」
ヤンス「受賞者からの反応は非常に良い。中にはアワードのシールを作って自社の広告に活用しているところもあり、本当にありがたいと思う」
――受賞企業へのメッセージなどは。
ヤンス「当社は出店者がいないと成り立たないため、ともに成長するシステムとなっている。まだ小さな規模での開催とはなるが、感謝のお礼を差し上げたい。これからも出店者が成長できるような環境を一緒に作り上げていければと思う」
――来年度について期待することは。
ヤンス「もともと若い女性に特化していた売り場として、近年は大手メーカーからの出店も多く見られている。今後もこれが強みとなるが、最近は男性向けのコスメやファッションも増えた。そこに対応したプロモーションを強化することも検討している。比率としてはまだこれからのものだが、新しい市場になると思うのでじっくり育てていきたい」
同アワードはQoo10において年間を通じて優秀だった出店者を表彰するもの。今回は合計で92社と、5人のインフルエンサーを選出した。
最優秀賞は「オルビス公式ショップ Qoo10店」、「ULTORA【公式】Qoo10ショップ」、「ハニーズオンラインショップ」、「公式Premium BeautyLab」、「BUSANDEPART韓国チャート反映店」のほか、2年連続受賞の「ヤマダ電機 Qoo10店」や「リコメン堂」、「VT Qoo10公式ショップ」が選ばれている。
そのほか、カテゴリー賞もあり、ビューティー、家電、ファッション、食品、生活、エンタメの6つの分野で選出された。また、特別賞として、新人賞が8社、「MOVE賞」が6社、「ライブショッピング賞」が1社、「サンプルマーケット賞」が1社、それぞれ選出されている。
なお、今回、最優秀賞を受賞した主な企業の声としては、ヤマダ電機が「昨年に引き続き、理美容品の売れ行きが好調だった。特に『メガ割』については、2桁増収で推移している。新商品や人気商品は、他のモールよりも早く動く傾向がある。商品力を強く意識したことが増収につながったと考えている。『Qoo10』は女性顧客が非常に多いモールだ。そこで当社では今年から、『Qoo10』の運営チームに女性社員を増やした。当社のメイン顧客よりも若い、10代~20代の顧客を取り込み、ヤマダ電機の認知を若年層に拡大していけたらと思っている」とコメント。
また、VTは「今年は新商品『リードルショット』の販売に注力した。さまざまなプロモーションやインフルエンサーとコラボを実施し、盛り上げることができた。俳優の北村匠海さんをメインモデルに起用し、信頼の獲得にも取り組んだ。今年9月の『メガ割』の売り上げは、前年比約2倍に増加した。来年も『リードルショット』を中心に、新商品も開発する予定だ。『Qoo10といえばVT』と言ってもらえるように頑張りたい」と語っている。
売上げや顧客対応など評価、共に成長できる環境作りを
<アワード責任者に聞く>
同アワードの責任者であるイーベイジャパンのキム・ヤンス営業本部長(写真(左))と、キム・ソンミマーケティングプランニング部長(同(右))に(以下敬称略)、今回の受賞企業の特徴や、今後の展望などについて聞いた。
――受賞の評価基準について。
ソンミ「まずは売り上げの実績。顧客に対して安全なサービスを提供しているかなど。これは配送面や商品自体についてのこと。合わせて顧客レビューにおいて評価を得ているところも選んでいる」
ヤンス「これらはCS部署で一つ一つ確認しながら点数化して、一定のレベルを超えた出店者を選出する仕組みになっている」
――受賞企業に共通する傾向とは。
ソンミ「ブランドの公式店舗や大手企業が多くなる傾向はあるが、それだけではなく、Qoo10内で独自のサービスを展開していたり、顧客対応がしっかりとしているところも選ばれる。また、数値だけでは測れない面もあるため、新規出店者をはじめ、MOVEやサンプルマーケットといった他のモールにはないサービスを積極的に利用しているところにも注目しており、小規模な企業にも十分受賞のチャンスがある」
――受賞するためのアドバイスなどは。
ヤンス「各店舗には当社の営業担当が深く関与していて、価格や商品構成、ターゲティングなどをどうやって設定すべきかなど細かくアドバイスしている。お互いに売り上げを作って成長することになるため、その点では良い反応がある」
――アワード開催の効果は。
ソンミ「昨年から受賞企業へのベネフィットとして、アワードのアイコンを受賞企業の店舗ページであったり、商品に対して分かるようにサイト内でタグ付けしている。顧客から見ても実績のある店舗だとすぐ分かるようになり、安心して購入してもらえる」
ヤンス「受賞者からの反応は非常に良い。中にはアワードのシールを作って自社の広告に活用しているところもあり、本当にありがたいと思う」
――受賞企業へのメッセージなどは。
ヤンス「当社は出店者がいないと成り立たないため、ともに成長するシステムとなっている。まだ小さな規模での開催とはなるが、感謝のお礼を差し上げたい。これからも出店者が成長できるような環境を一緒に作り上げていければと思う」
――来年度について期待することは。
ヤンス「もともと若い女性に特化していた売り場として、近年は大手メーカーからの出店も多く見られている。今後もこれが強みとなるが、最近は男性向けのコスメやファッションも増えた。そこに対応したプロモーションを強化することも検討している。比率としてはまだこれからのものだが、新しい市場になると思うのでじっくり育てていきたい」