ハルメクは来年1月5日、国内最高水準のピュアビタミンC35%配合のオリジナル美容液「ハルメクC35プレミアム」の販売を通販カタログや自社ECで開始する。東洋新薬と組み、美肌成分であるピュアビタミンCを最後の一滴まで安定化することに成功。即効性を武器にシミやシワに悩む女性に提案する。既存顧客だけでなく、戦略商品として新客開拓を進める方針で、デジタルマーケティングを強化し、50代女性の獲得につなげる。

 











　ピュアビタミンCは活性型ビタミンCとも呼ばれ、つけた瞬間からビタミンCとしての効果を発揮する即効性が特徴という。一方で、光や熱だけでなく空気に触れても酸化しやすいため、安定化が処方上の課題だ。

　そこで、「ハルメクC35プレミアム」は、アスコルビン酸と、松の樹皮から得られた東洋新薬の独自素材であるフラバンジェノールの強い抗酸化力によって高濃度のピュアビタミンCを使い切るまで安定的に保てるようにしたという。

　また、新商品には、皮膚が薄くなり成分の浸透が悪くなる年齢肌のために、ハルメクブランドのコスメに共通した7種類の発酵素に加え、フラバンジェノール以外にも加水分解ヒアルロン酸など美肌サポート成分4種を配合した。

　すでにビタミンC美容液は展開しているが、顧客から「もっと効き目を実感できる商品が欲しい」という声が届いていたため、化粧品メーカーの中でもとくに最先端のピュアビタミンC開発で知られる東洋新薬とタッグを組み、約1年間の開発期間を経て商品化。毛穴ケアやくすみケア、ハリ、うるおいなどに攻めのアプローチができる美容液として発信していく。

　「ハルメクC35プレミアム」は、同社の入り口世代となる50代もターゲットとする。通販カタログ「ハルメク　おしゃれ」と自社ECの「ハルメク通販サイト」で販売をスタートするが、グーグルやヤフーのディスプレイ広告を活用して専用のランディングページに誘導するなど、デジタルマーケティングを強化。”ハルメクコスメ”の代名詞となるような商品に育てていく考え。

　商品価格は税込9780円。容量は10ミリリットルで、朝晩2回の使用で約2カ月分となる。