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2024年 8月29日 12:00
2017年11月 9日 13:29
お歳暮の市場は年々減少傾向にある一方、楽天市場におけるお歳暮の流通額は、2019年から22年で約1・9倍に拡大しているという(19年11月1日~12月27日と22年11月1日~12月29日の「お歳暮・冬ギフト特集」開催期間中の流通総額を比較)。同モールでは約190万店のお歳暮関連商品を販売している。
今年は新型コロナウイルス感染症が5類に移行してから初の年末となることを受けて、「自家需要」と「手土産需要」が増えると予測。自家需要は、家族や親戚と年末を過ごす人が増えることで、お歳暮関連商品を家庭内で楽しむために購入するというもの。
楽天市場ではカニやフグなどの海鮮食材や、モツ鍋・ご当地鍋などが人気となっているほか、贈答品と比較して日常的に楽しめる冷凍食品・レトルト食品などのセット商品にも人気が集まると予測。一方、自身や家族への「ご褒美」や「ねぎらい」として、国産高級和牛や高級スイーツなどの高級食材も伸びると予測した。
さらに、帰省や食事会・忘年会を気兼ねなく開催できるようになったことを受け、親しい間柄で集まる際の手土産用にギフトを購入する需要も増えるとみる。よりカジュアルな「プチギフト」が人気なほか、「リンツ」や「ヨックモック」など定番の洋菓子詰め合わせも人気。また、帰省先での団らんやホームパーティーで楽しめる日本酒やワイン、さらには”写真映え”する商品の人気も予測する。
一方、楽天市場におけるクリスマスギフト関連商品は約460万点。流通規模に関しては、2019年から22年で約3倍拡大した(19年11月1日~12月26日と22年11月1日~12月26日の「お歳暮・冬ギフト特集」における、商品名に「クリスマス ギフト」を含む商品の流通総額を比較)。
中でも、「クリスマス」のキーワードを含む商品において、送付先を自宅にする注文数が増加傾向にあり、こうした商品の流通額は19年から22年で約1・6倍に伸長(上記と同期間・同カテゴリーにおいて、購入時に「自宅送付」を選んだ商品の流通額を比較)。さらには、「在宅勤務からオフィス勤務への回帰」「日頃の節約志向」「ボーナスの上昇傾向」といった社会情勢を受け、自身の頑張りをねぎらう「ご褒美需要」が高まると予測した。
同モールでは、美容・コスメ・香水や家電、食品、スイーツなどのカテゴリーにおいて、特に5000円以上する商品の需要が拡大傾向にあるという。また、キッチン家電やバッグ、アクセサリーなどのファションアイテムにおけるブランド小物など、自身の趣味やライフスタイルに合う商品を”奮発”して購入する需要が増えると予測した。