大丸松坂屋百貨店 現代アートのサブスクを開始 「アナザーアドレス」内で展開へ
2023年 8月21日 08:35
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「アナザーアドレス」は百貨店初のファッションサブスクサービスとして200を超える国内外のデザイナーズブランドが参画し、2年半で2万人超の会員登録、15万着を超えるアイテムがレンタルされ、順調にサービスを拡大してきた。
その上で、近年注目が高まる現代アートの領域においても、多くの人に〝アートのある暮らし〟を提案したいという考えから、当該領域でも「アナザーアドレス」の仕組みでサブスクを開始した。
アートサブスクでは、アートを自宅で楽しむことにハードルを感じている人に、最初の一歩を踏み出すきっかけを提供。アート作品をファッションの延長線上ととらえ、洋服を身に付けることと同じように、アートのある豊かな生活を楽しんでもらえるようにする。
作品のキュレーションに当たっては、アート・コミュニケーションプラットフォーム「アートスティッカー」を運営するザ・チェーン・ミュージアム、ギャラリースペース「CENTER」を展開するデジコと連携する。
取り扱い作品は、1点ものを中心に油絵、水彩画、アクリル画、ペインティング、シルクスクリーン、写真などに加え、ユーザーニーズに沿って順次、取り扱いアイテム、作家を増やしていく。
価格設定は「アナザーアドレス」のファッションアイテムと同様に、1点1カ月税込5500円のライトプラン、3点1カ月1万1880円のスタンダードプラン、5点1カ月2万2000円のスタンダードプラスプランで提供。ファッションアイテムと一緒にアート作品をレンタルできるようにする。また、レンタル中にお気に入りのアイテムが見つかれば、一部を除いて購入することもできる。
なお、現代アートのサブスクは今秋の「アナザーアドレス」リニューアルの第1弾として始動。これを皮切りに第2弾、第3弾のリニューアル施策も準備しているという。