セレクトショップ運営のシップスは7月14日、多忙な現代の働く女性をターゲットにしたECが主販路の新ブランド「カランシエル」の公式ブランドサイトをオープンするとともに、「シップス公式オンラインショップ」で先行予約品の受注を開始した。通常販売は8月18日からとなる。
 










　新ブランドは「定番をシックに着る」をコンセプトに、年齢や経験を積み重ねて磨かれた大人の女性だからこそ醸し出される、ベーシックながらも上品で洗練されたスタイルを提案するほか、働く女性のニーズに応えるため、高い汎用性や利便性を備えた機能的なウェアも展開する。

　公式ブランドサイトでは、「カランシエル」の世界観を表現したビジュアルムービーをはじめ、通勤着の悩みを解消する着回しやメイク術など、ファッションからライフスタイルまで働く女性に寄り添う情報やティップスをショート動画で配信。忙しい合間の隙間時間でも気軽に見てもらえるようにする。

　また、ファッションに関する悩みや商品選びの相談をオンライン上でも受けられるよう、スタッフによる有人チャット接客サービスを提供し、D2Cブランドならではのデジタルを活用した相互コミュニケーションを展開する予定だ。

　デビューシーズンでは、女性を美しく見せるパターンメイキングや本格的なメンズ仕様、イージーケアで利便性もありながら付加価値の高い素材で作られたウェアに加え、スタイリングを彩る雑貨など、こだわりの詰まったアイテムを展開する。

　例えば、ブランドを象徴するキーアイテムのひとつであるブレザー(税込1万8920円=画像(上))は、ピークドラペルを採用した正統派のブレザーでありながら、大きめの衿のバランスや絶妙なカーブは男性的なアイテムの中にも女性らしさを表現した。身頃は三面体構造で直線的なシルエットに仕上げ、肩先から袖にかけて直線的に落ちるように裄綿や肩パットを選定し、都会的な印象に仕上げた。

　また、クラシックアイテムの代名詞であるトレンチコート(税込2万900円=画像(下))は、クラシカルさを大切にしつつも今の働く女性に寄り添い、モダンでリラックスした機能美を追求。高めの台襟や肩のガンパッチ、ウエスト・袖口のベルト、襟を立てて着用しても型崩れしないように上襟の裏側にはジグザグステッチを施した、クラシックで本格的なディテールを採用した。

　ポリエステル素材を使用することで軽い着用感とシワになりにくい利便性も備えた。自然なドレープ感がある素材の特徴を生かし、たっぷりとしたワイドなサイジングにして、コートを羽織ったときの落ち感が女性らしさを一層引き立てるという。着丈は100センチ丈、110センチ丈、120センチ丈の3パターンを用意し、身長や気分によって好きな着丈を選べるという。