千趣会は6月5日、内祝い専用サイト「TSUNAGU(つなぐ)」を開設した(画像(上))。住所を知らなくてもカジュアルに贈ることができるソーシャルギフトの導入や、カタログギフトなど幅広いジャンルの品ぞろえに加え、赤ちゃんの写真入りメッセージカードなど無料ギフトサービスの充実や、メール、SNSでのシェア機能、シンプルでモダンな使いやすいサイトデザインなど、今の時代に合った”ご縁を「つなぐ」素敵な贈りもの”ができるサイトを目指す。

　また、サイトオープンに合わせてカタログも創刊(画像(下))。産後の忙しい時間の合間に一緒に見て選ぶことができるカタログは家族のコミュニケーションにも役立つとする。

　「TSUNAGU」では、150種類以上の選べるメッセージカードなど無料ギフトサービスを充実させるほか、オシャレなオリジナルギフトサービスとして、包装紙と命名札・カードのデザインのトータルコーディネートが可能だ。

　一部商品はソーシャルギフトにも対応し、千趣会が展開する通販ブランド「ベルメゾン」の会員には「TSUNAGU」での購入200円ごとにベルメゾン・ポイントを1ポイント付与する。また、届け先1件当たり税別2500円以上の購入で送料無料となる。

　展開する商品は例えば、デザインにこだわったオリジナルお米ギフト”福づくし”の「名入れ俵米」や、ワインを飲みながら赤ちゃんの名前を覚えてもらえるオリジナルラベルの名入れワインセットなどを提案する。

　同社によると、国内のギフト市場はコロナ禍においても増加傾向にあり、カジュアルギフトの急成長が貢献しているという。

　一方、中元・歳暮、冠婚葬祭の返礼といったフォーマルギフト市場は年々縮小傾向にあるが、出産祝い・出産内祝いは堅調に推移している数少ない分野だ。少子化などの影響はあるものの、機会が減っているからこそ、単価上昇傾向が顕著のようだ。

　また、昨今の”育児のどの段階においても家族が積極的にかかわるべき”という意識・行動の変化を求められており、出産内祝いの準備や手配も例外ではないことから、内祝いの専用サイトとカタログを作った。

　なお、新サイトの開設記念として、カタログを請求したユーザー先着5000人に「TSUNAGUオリジナルデザインフォトフレーム」をプレゼントする。