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ディノス おせちの売上6割増で推移、個食用や人気店とのコラボ品人気

2022年10月27日 11:00

 DINOS CORPORATION(=ディノス)が8月下旬から予約販売を開始したおせちの売り上げが10月中旬現在で前年と比べ160%増で推移しているという。

 同社では8月23日に、自社通販サイト内におせちの予約販売を行う特集ページ「ディノスのおせち2023」を新設して、伊勢海老や煮鮑、ローストビーフなど51品を詰め込んだ三段重の「ディノスオリジナル 51周年記念おせち」など数点のおせちの予約販売をスタート。9月22日からはオリジナルおせちのほか、有名飲食店の人気おせちなど、様々なおせちを追加し、商品数を増やして本格販売を開始した。

 同社によると、昨今の原材料費の高騰により一部については値上げしたおせちもあるようだが、8月23日からの予約販売開始時から先行販売している5商品を対象に、売価から1割引とする「おせち早期割引10%OFFクーポン」を配布するなどの施策が奏功し、「10月中旬時点では値上げによる買い控えの傾向は見受けられない」(同社)とし、10月16日時点でのおせちの累計売上金額は前年同日比で約160%と好調に推移しているという。

 売れ筋は例年通り、の「ディノス」と商品名に入っているオリジナルおせちは根強い人気があるほか、個食ニーズから「お揃い重」などが販売開始直後から好調で、有名店とのコラボおせちも好評という。

 なお、10月中旬時点で累計売上金額ベースで1位は個食タイプの「ディノス推奨おもてなしおせち」(2組・税込1万800円円、3組・同1万5990円)。販売開始直後から前年を大きく上回る売れ行きとなっているようだが特に3組セットが伸びているという。「来客用にも重宝する個食おせちが浸透してきている。また、自宅用、実家用と2カ所に注文され、離れていても家族で同じものを食して新年を迎える祝い善としての利用もあるよう」(同社)とする。2位は日本料理の「神楽坂くろす」、イタリアンレストランの「ラストリカート」、四川料理の「芝蘭」という東京・神楽坂の人気のレストラン3店がコラボしたおせち「神楽坂の和洋中レストランのコラボおせち」(税込1万8900円)。3位はディノスのオリジナルおせち「ディノスオリジナル 51周年記念おせち」(税込2万9800円)および「ディノスオリジナル 51周年記念おせち ミニ」(同1万8900円)という。同おせちは昨年、ディノス50周年を記念して販売した「50周年記念おせち」が好評だったため、それをベースに内容を充実させたもので今年はミニサイズも用意、選択肢を増やしたことなども奏功しているようだ。

 同社によると、現時点でのおせちの予約販売状況は前年と比較して好調に推移しており、また、正月用のオードブルの動きも好調という。「コロナ禍以降、食品事業は購入顧客数を伸ばしており、例年おせちとオードブルを併せて購入する傾向が強まっていることもあり、12月15日の受注期間終了日までさらに伸びてくると期待している」としている。

 
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