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ユーグレナ 化粧品新ブランド展開、「サステナビリティ」コンセプトに開発

2022年 2月10日 13:00

 ユーグレナが化粧品の新ブランドを立ち上げる。「サステナビリティ」をコンセプトに開発。配合する特徴成分の製造においてもこれを実現する。
 









 新ブランド「CONC(コンク)」は、30代以降の男女を対象にしたエイジングケアブランド。2月22日、ブランドを象徴する美容液「セラメント エッセンス」(=画像、30ミリ、税込6091円)を発売する。

 特徴成分として配合する鶏卵由来の培養エキス「セラメント」は、プラセンタの細胞を培養した際に生成されるエキス。細胞培養技術を持つインテグリカルチャーが開発した。抗老化や保湿、紫外線等に対するバリア機能などスキンケア等に関わる機能を持つ。

 ユーグレナでは、高機能を求めるイノベーターや、アーリーアダプター層を中心に認知を図る。販売動向を検証しつつ、商品ラインアップの拡充を検討する。

 インテグリカルチャーは、細胞培養システム「カルテット システム」により、低コストで培養肉の製造等を行う。これまでの畜産の生産方法と異なり、広大な土地等を必要せず、環境負荷が少ない。18年5月にユーグレナも資本参加。19年、培養フォアグラの生産技術を開発したことで知られ、一部飲食店にこれを提供する。

 「セラメント」に近い化粧品成分では、卵角膜エキスやプラセンタ、ヒト幹細胞エキスが知られる。ただ、プラセンタは豚由来であるなど、原料資源、生育コストがかかる。卵角膜エキスも同様のコストが発生する。

 ユーグレナは20年、コーポレートアイデンティティに「サステナビリティ・ファースト」を掲げ、企業活動全体で環境配慮型の商品の提供を進める。新ブランドにおいても環境負荷が少ない原料の利用にこだわり、「サステナビリティ」の実現を目指す。容器もプラスチック燃焼時に発生するCO2を削減する「グリーンナノ」を採用するほか、パッケージもサトウキビの残渣を使ったバガス紙を採用する。
 
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