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睡眠ケアは、これまで「快眠サポート」を展開していた。ただ、ストレスを原因とする睡眠の不満に対応した”入眠対策”がメイン。疲労感は「酵素にんにく卵黄」(健康食品)などを展開してきた。
10月20日に発売した機能性表示食品「睡眠&疲労感ケア」(=画像、税込3240円)は、機能性関与成分としてL―オルニチン塩酸塩とクロセチンを配合。「睡眠の質向上」へのアプローチに加え、「起床時の疲労感軽減」に機能があることがポイント。消費者に分かりやすく”朝バテ”で訴求する。
疲労対策市場(富士経済調べ、健食以外を含む)は、19年に4500億円の規模に達したとされる。医薬品やサプリ、エナジードリンクなど対策商品も多くある。
一方、例年実施する「生活に関するアンケート調査」(20~50代男女、1000人を対象)では、朝起きた瞬間に疲労感を感じる人が増えている実態が分かった。約78%が日常的に疲労感を感じ、そのタイミングは、「仕事終わり」(約60%)に次いで「朝起きた瞬間」が約58%。「1年以上前から」「ほぼ毎日」と感じる層が56~64%いた。従来の睡眠や疲労感対策製品と異なるアプローチで市場を開拓する。
健康食品事業は、「高齢者の増加」(年をとっても元気に過ごしたい)、「労働人口の減少」(長く健康で働きたい)、「女性の社会進出」(忙しい中で体調と美容のケアをしたい)、「食生活の栄養の変化」(栄養補給)、「健康意識の高まり」(免疫対策等)という5つの社会背景にひもづく健康ニーズをもとに商品開発を進める。