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スヴェンソン　薬用ヘアケアシリーズを展開、3年後に売上高10億円目指す

　ヘアケアメーカーのスヴェンソンは6月1日、薬用ヘアケアシリーズの展開を開始した。産学共同開発し特許を取得した新素材「チャーガ」の育毛成分を配合したもので、第一弾商品として薬用スカルプシャンプーを投入した。髪のボリュームや抜け毛で悩む層をターゲットに、新規客獲得を進める。3年後の売り上げ規模は10億円を目指す。

　発売したのは「ザ・チャーガ　薬用スカルプシャンプー」(税込価格は3300円)。頭皮や毛髪をケアする9種類の成分を配合した。新素材「チャーガ(カバノアナタケ菌核)」はきのこの一種から抽出した成分となる。徳島大学大学院と共同研究を行い、5種類の育毛促進成分と、それらを有効成分とした育毛剤について19年9月に特許を取得していた。

　自社通販サイト「レフィーネ公式オンラインストア」で先行販売し、バラエティショップやドラッグストアへ販路を拡大する。このほかグループ会社のOEMで新素材「チャーガ」を使った製品の受託製造を行う考えで、流通チャネル別に数社を限定して取り組みを進める。

　新規客獲得はウェブを中心に行い、一部紙媒体の活用も検討する。髪に関心を持つ既存顧客とのシナジーを見込みクロスセルも行っていく。

　シリーズ展開については、育毛剤や薬用シャンプーを投入する予定。海外展開も視野に入れ、5年後の売上高は国内が30億円、海外が30億円を目指していく。
 

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