ZOZO(ゾゾ)は3月4日、靴専門のECモール「ゾゾシューズ」をゾゾタウン内に開設した。足の3Dサイズ計測が可能な「ゾゾマット」で顧客一人ひとりに合ったサイズを提案するとともに、靴に特化した検索機能や独自の記事コンテンツなどで靴選びを手助けし、”もっともシューズが買いやすいEC”を目指す。ゾゾマット対象シューズは約100種類でスタートしたが、順次対象を広げて靴カテゴリーの取扱高拡大につなげる(
写真は新サイト発表会に登壇した伊藤取締役=中央、とMattさん㊨)。
「ゾゾシューズ」は、ゾゾマットで計測した足の3Dサイズデータをもとに、対象シューズの各サイズに対してサイズ感に満足できる確率を”相性度”として表示する。
マットの上に足を乗せて周囲をスマホカメラで撮影。マット全体に施されたドットマーカーを読み取って3Dサイズを計測する。音声案内に従って片足ずつ撮影を進めると、足長と足幅、足囲など複数箇所をミリ単位で計測できる(
画像㊦)。
ゾゾスーツの教訓を生かし、技術検証は延べ6万回、5000時間以上を費やした結果、ゾゾマットと3Dスキャンによる計測との誤差は平均1・4ミリメートルで、高精度の計測を自宅にいながら簡単に行える。ゾゾマットで計測してサイズが合わなかった場合は返品・交換にも対応するという。
ゾゾマットの注文は3月4日時点で約71万件あり、同社は2月27日から順次、無料で配布を開始。発送開始からの5日間で計測数は8万4312件に上った。
ゾゾタウンは洋服を探すのに適したサイト設計や検索UIだが、「ゾゾシューズ」は靴に特化。ブランド名やカラーによる検索だけでなく、ビジネスやパーティーなどのシーン別、撥水、防水といった機能など靴に求めるニーズで探すことができる。今後はソールの厚みや滑りにくさでの検索機能や、靴を360度回転して閲覧できる画像表示なども計画している。
また、独自コンテンツの特別ページを通じて靴の魅力を深く伝える考えで、定番シューズブランドや、ベストセラー商品、トレンドアイテムの魅力を掘り下げて紹介する。
2019年(1~12月)におけるゾゾタウンの靴カテゴリーの商品取扱高は前年比2桁増となる約400億円で、「ゾゾシューズ」の開設とゾゾマットを使った靴の新たな購入体験を提供することで、「1000億円を超える靴売り場にしていきたい」(伊藤正裕取締役兼COO)とする。
ゾゾのPB事業は縮小を余儀なくされたが、採寸用スーツという新技術と、未経験の服作りを組み合わせたことが失敗の原因と分析。「ゾゾシューズ」はゾゾマットとすでに扱っている靴とをマッチングさせ、サイズに対する不安を取り除いてEC購入を促すサービスだ。靴ブランドと連携したコラボ商品は検討してているものの、ゾゾが独自で靴のPBを展開する考えはないとする。
また、昨年12月中旬、「PayPayモール」にゾゾタウンを出店しているが、「ゾゾシューズ」はゾゾダウンだけのサービスとして展開する。
なお、「ゾゾシューズ」開設を記念して1万人にゾゾマット対応商品の中から好きな靴をプレゼントするキャンペーンを実施中で、キャラクターにはタレントのMattさんを起用した。
「ゾゾシューズ」は、ゾゾマットで計測した足の3Dサイズデータをもとに、対象シューズの各サイズに対してサイズ感に満足できる確率を”相性度”として表示する。
マットの上に足を乗せて周囲をスマホカメラで撮影。マット全体に施されたドットマーカーを読み取って3Dサイズを計測する。音声案内に従って片足ずつ撮影を進めると、足長と足幅、足囲など複数箇所をミリ単位で計測できる(画像㊦)。
ゾゾスーツの教訓を生かし、技術検証は延べ6万回、5000時間以上を費やした結果、ゾゾマットと3Dスキャンによる計測との誤差は平均1・4ミリメートルで、高精度の計測を自宅にいながら簡単に行える。ゾゾマットで計測してサイズが合わなかった場合は返品・交換にも対応するという。
ゾゾマットの注文は3月4日時点で約71万件あり、同社は2月27日から順次、無料で配布を開始。発送開始からの5日間で計測数は8万4312件に上った。
ゾゾタウンは洋服を探すのに適したサイト設計や検索UIだが、「ゾゾシューズ」は靴に特化。ブランド名やカラーによる検索だけでなく、ビジネスやパーティーなどのシーン別、撥水、防水といった機能など靴に求めるニーズで探すことができる。今後はソールの厚みや滑りにくさでの検索機能や、靴を360度回転して閲覧できる画像表示なども計画している。
また、独自コンテンツの特別ページを通じて靴の魅力を深く伝える考えで、定番シューズブランドや、ベストセラー商品、トレンドアイテムの魅力を掘り下げて紹介する。
2019年(1~12月)におけるゾゾタウンの靴カテゴリーの商品取扱高は前年比2桁増となる約400億円で、「ゾゾシューズ」の開設とゾゾマットを使った靴の新たな購入体験を提供することで、「1000億円を超える靴売り場にしていきたい」(伊藤正裕取締役兼COO)とする。
ゾゾのPB事業は縮小を余儀なくされたが、採寸用スーツという新技術と、未経験の服作りを組み合わせたことが失敗の原因と分析。「ゾゾシューズ」はゾゾマットとすでに扱っている靴とをマッチングさせ、サイズに対する不安を取り除いてEC購入を促すサービスだ。靴ブランドと連携したコラボ商品は検討してているものの、ゾゾが独自で靴のPBを展開する考えはないとする。
また、昨年12月中旬、「PayPayモール」にゾゾタウンを出店しているが、「ゾゾシューズ」はゾゾダウンだけのサービスとして展開する。
なお、「ゾゾシューズ」開設を記念して1万人にゾゾマット対応商品の中から好きな靴をプレゼントするキャンペーンを実施中で、キャラクターにはタレントのMattさんを起用した。