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日本GLP 大型物流施設が起工、ターミナルに佐川・西濃が入居

2020年 2月24日 13:30

 物流不動産の日本GLPは2月10日、新たなコンセプトに基づいた大型物流施設ブランドの第1号物件となる「GLP ALFALINK(アルファリンク)相模原Ⅰ」(所在地・神奈川県相模原市)の起工式を行った。全部で5棟を予定するうちの最初の案件で、地上6階建て、延べ床面積約30万6000平方メートルの物流施設を21年8月に竣工予定。施設内の5階部分に設けるターミナル区画には、佐川急便、西濃運輸が入居する予定で、両社とも施設外にある自社のエリア配送拠点へ貨物を輸送することなどなしに出荷・集荷の効率などの効率を向上できるようにする。

 ターミナル区画に入居予定の佐川急便と西濃運輸は、出荷・集荷の効率化に加え、集荷の締め切り時間の延長などが可能になるという。さらにターミナル近傍に荷物が予め集約できることで積載効率の改善や、配送距離の短縮による環境負荷の低減などにもつながるとしている。

 また、アルファリンク相模原Ⅰは、佐川急便と西濃運輸のほか、1階部分に地元の総合物流企業の祇園も入居を予定。冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応した拠点として利用する。

 アルファリンク相模原は残り5棟の物流施設を順次着工し、最後の5棟目は23年2月の竣工を計画。また「リング」と名付けた環状の建物となる共用棟も設け、5棟の倉庫が共用棟を取り囲む形状とする。共用棟はレストランやコンビニ、カンファレンスルーム、託児所、ジムなどを装備し、倉庫全棟とはペデトリアンデッキでつなぐことで歩行者と車両を分離して移動できるようにするという。
 
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