ZOZO(ゾゾ)が昨年12月17日に出店した「PayPayモール(PPM)」店が好調に推移している。出店後間もないタイミングで1日の流通総額が1億円を超え、12月の流通総額は4億円となった。元旦のセールではPPM出店店舗全体の中で売り上げ1位となっている。同社の澤田社長が1月31日に開かれた決算説明会の場で明かした。
ゾゾによると、現状のPPM店はUIやUXが3、4割の完成度としており、これを改善することで「GMV(流通総額)はぐんぐん伸びる」(澤田社長)とみている。PPM店に出店しているショップは、設定によってヤフーショッピングにも露出することができる。すでにいくつかのブランドが対応しているようだが、この露出を増やすことでさらに伸びしろが見込めるようだ。
ゾゾタウン出店ショップのうち約9割がPPM店にも出店している。PPM店の購入客のうち約6割が新規顧客。PPM店の顧客は年齢層が高めで、男性がやや多く、ファッション感度は中程度とのことで、「欲しかった層が獲得できている」(同)と手ごたえをつかんでいる。
同社ではファッション感度の高い層をゾゾタウン本店の主要顧客と位置付けており、それ以外のファッションにそれほど興味がない人や中程度の感度の層をPPM店で取り込む狙い。このように2つの売り場でターゲットを変える。
また、ゾゾタウン本店では新しいUI・UXを試し、結果が良いものはPPM店にも展開する。一方で、PPM店でもオリジナルの見せ方を探り、ゾゾタウン本店にフィードバックするといった循環を作っていく。
国内ではゾゾタウン店とPPM店で違った顧客層を開拓していくが、海外では中国の顧客に向けて中国版ゾゾタウンが昨年12月にアプリで立ち上がった。
現状はプレオープンの段階だが、レビューには「結構安い」というコメントが散見されるという。ゾゾは7年前に中国に進出しているが、その際は「価格の壁が大きかった」(同)ようだが、今では価格面は大きな障壁にはなっていないと分析している。
中国では「メディアコマース」と「フロム・ジャパン」の切り口で展開。2月以降にプロモーションをかけていく計画で、日本の品質やファッションを軸にメディアコマースを仕掛けていく。
また、2月下旬に個人の足型を計測するサービス「ZOZOMAT(ゾゾマット)」を開始する。ミリ単位で個別に足のサイズを計測できるというもので、その人の足型に合わせて相性度を割り出し、最適な靴を提案する。
ゾゾマットの開始により靴のカテゴリーを強化する。同時に靴以外の商品でもファッションと相性が良い眼鏡などについても「カテゴリーを打ち立てていくという戦略にする」と澤田社長。技術を使ってネットで商品を購入する際の心理的なハードルを下げる考え。
同社は2020年を「ZOZOYEAR(ゾゾイヤー)」と位置付け、戦略面で「MORE FASHION(モア・ファッション)」と「FASHION TECH(ファッション・テック)」を2軸に掲げる。ゾゾイヤーに実施することとして「ターゲットの明確化」「カテゴリー強化」「(BtoBの)メニュー強化」の3つを打ち出している。
ゾゾタウンとPPM店とでターゲットを変えてアプローチを実施するほか、ゾゾマットの活用などにより新たなカテゴリーの充実を図る。(BtoBの)メニュー強化では実店舗向けの支援サービスを開発しているという。
ゾゾによると、現状のPPM店はUIやUXが3、4割の完成度としており、これを改善することで「GMV(流通総額)はぐんぐん伸びる」(澤田社長)とみている。PPM店に出店しているショップは、設定によってヤフーショッピングにも露出することができる。すでにいくつかのブランドが対応しているようだが、この露出を増やすことでさらに伸びしろが見込めるようだ。
ゾゾタウン出店ショップのうち約9割がPPM店にも出店している。PPM店の購入客のうち約6割が新規顧客。PPM店の顧客は年齢層が高めで、男性がやや多く、ファッション感度は中程度とのことで、「欲しかった層が獲得できている」(同)と手ごたえをつかんでいる。
同社ではファッション感度の高い層をゾゾタウン本店の主要顧客と位置付けており、それ以外のファッションにそれほど興味がない人や中程度の感度の層をPPM店で取り込む狙い。このように2つの売り場でターゲットを変える。
また、ゾゾタウン本店では新しいUI・UXを試し、結果が良いものはPPM店にも展開する。一方で、PPM店でもオリジナルの見せ方を探り、ゾゾタウン本店にフィードバックするといった循環を作っていく。
国内ではゾゾタウン店とPPM店で違った顧客層を開拓していくが、海外では中国の顧客に向けて中国版ゾゾタウンが昨年12月にアプリで立ち上がった。
現状はプレオープンの段階だが、レビューには「結構安い」というコメントが散見されるという。ゾゾは7年前に中国に進出しているが、その際は「価格の壁が大きかった」(同)ようだが、今では価格面は大きな障壁にはなっていないと分析している。
中国では「メディアコマース」と「フロム・ジャパン」の切り口で展開。2月以降にプロモーションをかけていく計画で、日本の品質やファッションを軸にメディアコマースを仕掛けていく。
また、2月下旬に個人の足型を計測するサービス「ZOZOMAT(ゾゾマット)」を開始する。ミリ単位で個別に足のサイズを計測できるというもので、その人の足型に合わせて相性度を割り出し、最適な靴を提案する。
ゾゾマットの開始により靴のカテゴリーを強化する。同時に靴以外の商品でもファッションと相性が良い眼鏡などについても「カテゴリーを打ち立てていくという戦略にする」と澤田社長。技術を使ってネットで商品を購入する際の心理的なハードルを下げる考え。
同社は2020年を「ZOZOYEAR(ゾゾイヤー)」と位置付け、戦略面で「MORE FASHION(モア・ファッション)」と「FASHION TECH(ファッション・テック)」を2軸に掲げる。ゾゾイヤーに実施することとして「ターゲットの明確化」「カテゴリー強化」「(BtoBの)メニュー強化」の3つを打ち出している。
ゾゾタウンとPPM店とでターゲットを変えてアプローチを実施するほか、ゾゾマットの活用などにより新たなカテゴリーの充実を図る。(BtoBの)メニュー強化では実店舗向けの支援サービスを開発しているという。