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新商品「リゲイントリプルフォース」(=画像、税抜4200円)は、医薬部外品(ビタミン含有保健剤)として展開するもの。来年2月27日に発売する。
商品は、第一三共ヘルスケアが持つ独自の部外品有効成分で、脂質・糖代謝に関わる「リバオール」、「パンテチン(ビタミンB5)、「ビオタミン(ビタミンB1)」を配合。体内の老化に関わる「酸化」や「糖化」、「炎症」を抑え、エネルギー代謝を活性化することでエイジングケアに対応する。3つの有効成分を含む商品を展開するのは初めてという。
栄養ドリンクとして展開してきた「リゲイン」シリーズと異なり、新商品で獲得を進めるのは、エイジングケアニーズがある女性層。狙う市場も従来の滋養強壮市場ではなく、サプリメント市場の開拓を進める。
現在、「エイジングケア」を目的にしたサプリメント市場は、約1000億円あるとされる。市場のシェアは、「セサミン」などゴマ由来成分を配合したサプリのほか、ローヤルゼリー、にんにく、黒酢などが占める。アイムでは、製薬会社の知見を背景に開発した商品で差別化を図りつつ、通販専用商品として展開してこの市場の開拓を目指す。
現在、化粧品通販は、酒粕由来のアミノ酸等を配合した「ライスフォース」、第一三共ヘルスケアが開発した「ブライトエイジ」の二軸で展開。サプリメントはこれまで「ライスフォース」と親和性が高い米由来成分等を配合した商品を展開してきた。一方、新商品は、「ブライトエイジ」の既存顧客を中心にアプローチ。「ともに製薬会社の知見を活かした商品であり、クロスセルで多くの方に提案できる」(沼田社長)とみる。ウェブを中心にプロモーションを展開しつつ、中高齢層の認知向上を目的に新聞広告の展開も検討する。
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第一三共ヘルスケアが展開する「リゲイン」シリーズは、かつて流行語大賞(銅賞)を獲得した「24時間働けますか」のフレーズで知られる。働き盛りのビジネスマンをサポートする商品として同社の中核ブランドの一つに成長した。
ただ、1988年の発売から30年が経過。女性の社会進出や働き方改革、健康経営など社会情勢の変化から仕事に対する向き合い方も変化しつつある。一方で「生涯現役」「人生100年時代」など、「いつまでも健康で働き続けたいニーズは今も変わらない」(同社)と話す。こうした中、新「リゲイン」は「若々しさを取り戻す」というコンセプトで開発。女性層を中心にアプローチしていく。
第一三共ヘルスケアは15年11月、アイムを買収した。民間信用調査期間の調べによると、アイムの18年2月期の売上高は、前年比3・3%増の約93億円。