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ベネッセ ペットフードの定期購入、直販誌の知見活用し販促

2018年 8月30日 09:54

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 ベネッセコーポレーションは8月21日、ペットフードの定期購入サービスを開始した。ペットの直販誌が行う通販で、フードの取扱いは初めて。品質にこだわった"プレミアムフード"をラインアップし、ペットのライフステージや形状などから最適なフードを選べるようにした。ペット関連市場が拡大していることや、フードに対する飼い主のニーズが高いことから需要があると判断した。直販誌の知見を活用して販促し、収益の拡大につなげる考え。

 開始したのは「いぬのきもち ねこのきもち フードサポート」。品ぞろえはペットフード7ブランドの約500アイテムで、今後、数ブランドを追加する予定。素材や製法を重視して取扱いを決めた。顧客へは、メーカーから直接届ける仕組み。

 商品はライフステージや「ダイエット」や「老化」などの悩みのほか、形状から選ぶことができる。購入頻度は「1カ月ごと」、「2カ月ごと」、「3カ月ごと」の3パターンを用意し、希望日に届ける。直販誌「いぬのきもち」と「ねこのきもち」の知見を活かした情報とあわせて、おすすめのフードを提案する。

 定期購入者向けには、犬や猫の年齢に合わせて適切なフードの切り替えを提案する。加齢などで食いつきが悪くなる時期に、適切なフードを選べるようにする。

 定期購入者を対象にした獣医師が対応する電話相談サービスも行う。定期会員であれば何度でも無料で相談することができる。このほか、メルマガを配信し、「いぬのきもち」と「ねこのきもち」の編集室が持つ知見や、専門家とのネットワークを生かして情報提供を行う。

 まずは、直販誌への広告出稿のほか、ウェブやアプリの利用者向けに告知する。将来的には、ウェブを活用して自社顧客以外からも新規客獲得をすすめる考え。

 ペットフードの取扱いについては、自社が運営する獣医師への電話相談窓口ではフードに関する相談が増えていたほか、ペットフード市場が一定規模に成長したことから需要があると判断した。

 なお、直販誌「いぬのきもち」「ねこのきもち」での通販展開はこれまでグッズで行っていた実績がある。定期購入のスタートにあたっては、ベネッセが展開する出産・育児ブランド「たまひよ」で手掛ける通販ノウハウや、直販誌の定期購入モデルの経験を活用した。

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