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waja 「イヴァンカ」に再び脚光、ブランド廃止で購入者急増

2018年 8月 2日 09:42

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 ドナルド・トランプ米大統領の長女、イヴァンカ・トランプが立ち上げたファッションブランド「イヴァンカ・トランプ」が廃止されることになり、海外ファッションのネット販売を手がけるwaja(ワジャ)が再び注目を集めている。

 同ブランドはイヴァンカ氏がプロデュースし、2016年の米大統領選で一気に知名度が高まった。日本では取り扱う店舗が非常に少ない中、通販サイト「waja」は海外在住のバイヤーが買い付けた日本未上陸のレアブランドも販売しているのが強みで、同ブランドの商品も国内の倉庫に在庫を持ち、すぐに販売できることからテレビ番組などで数多く取り上げられ、「イヴァンカ・トランプ」を買えるECとして知られている。

 同ブランドは手の届きやすい価格帯ながら品質の高さに定評があり、主力商材のワンピースは女性らしいエレガントなデザインとシルエットが働く女性に人気で、wajaの既存顧客と親和性が高いという。そのため、米国で同ブランドの不買運動が起きた時や、イヴァンカ氏が来日した昨年11月など、同ブランドが注目を集めた際には特需の恩恵を受けただけでなく、「イヴァンカ」ファンが定着しているようで、2700以上のブランドを扱う「waja」の中で直近でも同ブランドの売上高は10位以内にランクインしていた。

 ただ、米国では反トランプ派の不買運動で百貨店を含む複数の小売りチェーンが同ブランドの取り扱いを中止したことなどから売り上げが落ち込んでいたようで、このほどイヴァンカ氏がブランドの廃止を決めたと見られている。

 ブランド廃止が報道された7月25日には、TBSの報道番組で「イヴァンカ・トランプ」の取り扱いサイトとして「waja」が紹介されたこともあり、アクセス数は前日比1700%増、売り上げも同610%増となった。wajaでは同日に同ブランドのバナーをトップページに表示するなどして訪問者を誘導した(画像)。

 wajaによると、同ブランドの2018年春物の売れ残りは来春夏にディスカウントストアで販売される見通しで、「waja」でも当面は取り扱いを継続できるものの、品薄になっていくのが確実な状況のようで、「今後もファイナル感を打ち出した企画を検討したい」(同社)としている。なお、「waja」で扱う同ブランドの商品数は7月下旬時点で800点程度となっている。

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