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メルカリ ライブ配信を事業者に開放、衣料品と食品11社が参画

2017年12月 7日 13:42

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 個人間取引アプリを運営するメルカリは12月1日、個人間取引アプリで提供しているライブ配信機能を通販企業などの事業者に開放した。参画企業はネット販売などを行う11社。顧客との双方向コミュニケーションや臨場感のある商品説明ができるようになり、新規顧客層との接点を広げることが可能となる。

 事業者が利用できるようになったのはライブコマース「メルカリチャンネル」。参画する夢展望やインプローブス、コージィコーポレーション、ズーティー、ネオグラフィック、ピービーアイ、マイティーが衣料品を、伊藤久右衛門とネスレ日本、ポケットマルシェが食品を、携帯市場が中古スマホやスマホアクセサリーをそれぞれ出品する。

 スタート時はライブコマースと相性の良いカテゴリーを取り扱い、参画企業11社を選んだ。食品は実際の商品を使って調理する様子をライブ配信できるほか、衣料品はコーディネート方法や着用した様子を紹介するなどの利用方法を想定する。静止画と比べて臨場感のある商品説明が可能となり、利用促進につなげたい考え。

 参画企業は個人アカウントと同様に24時間配信が可能。出品する商品の在庫を増やして持って配信できる。「メルカリチャンネル」内では個人が行うライブ配信とは差別化せずに並列に取り扱い、ユーザーがフォローすることもできる。プロフィールで公式アカウントであることを記載し、動画配信中のみ購入できるようにした。商品検索などでの表示は行わず、ライブ配信以外での販売もできない仕組み。

 今後、参画企業を増やしたい考えで、特定商取引法を順守していることなどの出店審査を経てアカウントを作成する。商品の取引が成立した場合は、自社倉庫から直接発送する。参画企業の初期費用や利用料は無料だが、販売手数料として販売価格の10%をメルカリに支払う。

 「メルカリチャンネル」は今年7月にスタートした。静止画では難しかった商品特徴を訴求できることや、双方向のコミュニケーションを行えることを強みに利用が加速していた。フォロー機能を実装して、フォローしたユーザーのライブ配信スタートをフォロワーに通知するなど視聴者の環境も整備していた。


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