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waja "イヴァンカ特需"再び、来日に合わせてウェブ広告強化

2017年11月16日 11:35

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 イヴァンカ・トランプ米大統領補佐官の来日フィーバーが巻き起こった11月初旬、"特需"沸いたのが海外ファッションのネット販売を手がけるwajaだ。
 ドナルド・トランプ米大統領の娘でもあるイヴァンカ氏は、自身の名を冠したファッションブランド「イヴァンカ・トランプ」をプロデュースしており、日本でも昨年の大統領選で同ブランドが話題に上り、一気に知名度が高まった。

 日本では同ブランドを扱う店が非常に少ないが、通販サイト「waja」は海外在住のバイヤーが買い付けた日本未入荷のインポート商品や未上陸のレアブランドを販売しているのが強みで、「イヴァンカ・トランプ」の商品も2012年に取り扱いを始めている。

 「waja」では国内の倉庫に在庫があり、話題のブランドをすぐに販売できたほか、通販サイトがテレビ番組にも取り上げられたことで、大統領選直後の昨年11月には同ブランドの注文が合計170点、約208万円(前年同月比約16倍)となった。米国で同ブランドの非売運動が始まって再び注目を集めた今年2月には注文が合計474点、約567万円(同約109倍)に急拡大。アパレル閑散期の2月に販売を伸ばしたことでwaja全体の同月の売り上げは過去最高となった。

 今回、イヴァンカ氏の来日が決まると、同社ではリスティング広告を強化してサイト誘導を図ったほか、wajaのバイヤーも商品確保に奔走。また、翌月に付与される高還元率のクーポンも同ブランドの商品に付けた。加えて、テレビ番組では「イヴァンカ・トランプ」の特徴をしっかりと伝える報道が増えたことも追い風となり、イヴァンカ氏の来日期間(3日間)を含む11月1~8日までのアクセス数が約22万4000PVとなり、2月(1カ月間)と比べてもアクセス数は約10倍に拡大した。注文点数も8日間で592点、約739万円となり、11月中に注文数800点程度まで伸びると見ている。

 同社によると、「イヴァンカ・トランプ」は手の届きやすい価格帯ながら品質の高さに定評があり、主力のワンピースは女性らしいエレガントなデザインとシルエットが働く女性に人気で既存顧客との親和性が高い。

 同ブランドを目当てにサイト訪問した新規ユーザーにとっても「waja」の品ぞろえを気に入ってもらえているようで、11月のサイト全体のアクセス、注文数を押し上げている。

 また、海外ブランドの服を扱う他の通販サイトでは「イヴァンカ・トランプ」のワンピースが2~4万円程度で販売されることが多い中、「waja」では海外在住のバイヤーが現地のセール期に商品を仕入れ、一度に大量の商品を日本に発送して送料を抑えるなど努力をしているため、1万円~1万2000円程度と現地価格と変わらない価格帯で提供できるのも強みという。

 同社では、クーポンを付与する12月の再来訪にも期待しており、対象者にはメルマガでも情報を発信するのに加え、同時期のトップページでは「イヴァンカ・トランプ」を含めてテイストの近いブランドもとり上げることで、「イヴァンカ」ファンの定着化を図る。

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