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ジャパネットグループ、新コールセンターを開設

2017年 9月 7日 10:42

ジャパネットグループは10月中旬、福岡市内に新たなコールセンターを稼働させる。従来のコールセンターよりも広いスペースとし、また、社員食堂や仮眠スペース、託児所などを備え、従業員の働きやすさにも配慮。拠点新設に合わせて有名人を起用した求人用テレビCMの放送も行ない、受注業務を担う従業員数を増やし、業容拡大などに対応していく考え。

ジャパネットたかたの受注業務などを行うグループ会社のジャパネットコミュニケーションズは従来、本社を置く福岡・薬院にコールセンターを構えてきたが、業務の拡大への対応および従業員の働きやすさ向上を目的に、コールセンターの移転を決め、新たに同じく福岡市内で福岡市地下鉄空港線・箱崎線の中州川端駅から直結している商業施設「博多リバレインモール」(所在地・博多区下川端町3‐1)内のオフィス用スペースのうち、1フロアを借り受け、新たにコールセンターを設置する。現在、開業に向けた工事を進めており、10月中旬をメドに薬院の現拠点を閉鎖し、新センターを稼働させたい考え。なお、コールセンターの移転に伴い、ジャパネットコミュニケーションズの本社事務所も新センターとする。

 新たなコールセンターは詳細については明らかにしていないが、「現在の(薬院の)センターよりもかなり、広くなる」(同社)よう。また、現センターにはなかった社員食堂を設置する計画。現在、ジャパネットグループではジャパネットたかたの本社(長崎・佐世保)および商品の修理業務などを行うグループ会社のジャパネットサービスパートナーズの本社(東京・南砂)内に社員食堂を設置して、タニタが監修する栄養バランスやカロリーを計算したメニューなどを提供しているが、新センターでも同様のメニューなどを提供する予定。また、学生アルバイト向けに安価なメニューなども提供したい考えだ。さらに従業員向けの休憩室は現拠点よりも広く開放的なスペースとし、畳のスペースや仮眠スペースを新たに設ける。マッサージチェアも現拠点よりも設置台数を増やす。

 土・日・祝日には従業員向けの託児所も設ける予定。現拠点でも会議室の一角を託児スペースとして対応してきたが、専用スペースを設ける考え。なお、託児専用スペースはグループではジャパネットたかた、ジャパネットサービスパートナーズの本社ではすでに設置している。

 このほか、従業員が販売する商品を手に取って確認できるよう商品の展示スペースも設ける。
 コールセンターのスペース拡大およびオペレーターなどの従業員が働きやすい環境を整え、現在、1000人を雇用するオペレーターなどの従業員をさらに増やしていきたい考えだ。

 なお、9月4日からはオペレーターの募集のためのテレビCM「新しいJCはじまる篇」の放送を福岡エリア限定で開始する。これまでもオペレーター求人用CMを放送してきたが、今回は初めて有名人をイメージキャラクターとして起用。福岡ソフトバンクホークスの高田知季選手とアイドルグループのHKT48のメンバー、森保まどかさんが出演して、新しいコールセンターで働くことのワクワク感などをPRする内容。CMは高田選手および森保さんがそれぞれ出演する2つのバージョン(各30秒)を制作した。高田選手、森保さんをイメージキャラクターに起用した理由として、高田選手はチーム内で「ジャパ」という愛称で親しまれ、7月にジャパネットグループが協賛したホークスのファン向けイベント「鷹の祭典2017」で活躍しヒーロー賞を獲得したことなど、森保さんはジャパネットグループと同じく長崎県出身で元気で明るいキャラクターがCMのイメージにマッチするためなどとしている。

 CMのほか、福岡市内近郊の駅貼りポスター、中刷りポスター、ホームドアステッカーなどでも求人募集のための広告展開を行う予定。

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