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クオカプランニング、初心者向けパン材料を発売、日常需要の開拓を強化

2010年 4月 8日 11:18

菓子材料を通販するクオカプランニング(本社・徳島市、斎藤賢治社長)は今春、パン作り材料の販売を強化する。3月にパン作りの道具を刷新し4月1日から、初心者を対象に必要な材料まとめたセット商品を発売した。今後は、家電量販店やバラエティショップなどへパン材料の卸販売を強化する計画。簡単に調理できるアイテムやレシピの強化で、難しいイメージを払拭。バレンタインで開拓したユーザーの日常需要を取り込み、継続購入を促す。パン材料の売上高は全体で6―7割を占める見込み。
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4月1日に発売したのは「『きほんのパン』レッスンセット」。強力粉やスキムミルク、ドライイーストなどの必要な材料を個包装し1回分をセット。あえてミックス粉にしないことで計量の工程を学べるようにした。

 セットはプチパン(1000円)とシナモンロール(1000円)、天然酵母(1300円)の3アイテムを用意。知名度が高く友人にプレゼントできるものを選んだ。プレゼントを通じて満足度や達成感を感じられるようにした。

 セットするレシピは初心者を意識し、調理の進行を写真つきで解説。初心者が悩みがちな発酵の状態や次の調理工程へ移るタイミングを習得できるように、次の工程に移る直前の調理状況を画像で紹介した。

 パンの販促強化に先駆けて3月1日から、パン作りの道具セット「基本の道具まるごとセット」も刷新。既存客の声を参考に、作業台「ペストリーボード」のデザインや作業の安定性を強化したほか、専用のバッグを付けて収納しやすくした。

 ターゲットは20―40代で、OL層や子どもを持つ主婦層。新生活の始まりに合わせて手作りパンへのニーズが高まると予想。バレンタインで開拓したユーザーに、日常的な継続購入が見込めるパン材料を提案し継続顧客に育成する狙い。

 通販サイト「クオカ」内では習熟度やテーマ別にパン特集ページを設けて訴求。アウトレットコーナーやポイント増量ページ「おトクオカ」でパン作りに必要な材料を充実し、継続利用につなげる。
 また、パンの手作り需要が高まる春季に向けて家電量販店やバラエティショップへの卸販売も強化する。ホームベーカリー売り場で食パンのミックス粉七食セットを販売し、商品の認知度を高めていく考えだ。



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