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ハーバー研究所 ベースメークを刷新、スキンケアとのクロスセル促す

2015年10月15日 18:34

081.jpg ハーバー研究所は11月1日、ベースメークを刷新する。「エイジングケア」をキーワードに商品開発を進め、美容液成分を配合。フィット感のある使用感と、仕上がりの良さで顧客満足度を高めていく。スキンケアからベースメークにつなげて、売り上げの底上げを図る。前期(2015年3月期)のメークアップ化粧品の売上高占有率は10%程度にとどまるが、今後は2倍まで拡大したい考え。

 発売したのは「ミネラルカラーメーク」で、化粧下地やリキッドファンデーション、ルースパウダー、ブレストパウダーの4アイテムを用意。化粧下地やパウダーは各2色ずつ、リキッドファンデーションは7色をそれぞれ展開する。

 商品のリニューアルは99年の発売以来3回目で、前回の刷新は10年に行っていた。今期はウェブでの新規客獲得が好調で、スキンケア商品の売り上げが順調に推移。20代といった若年層などの新規客に向けてベースメークを提案し、売り上げの底上げを図る。

 リニューアルでは、ベースメークの処方を全面的に見直し、「エイジングケア」をキーワードに商品を開発した。デリケートな肌をケアし、若々しい仕上がりを目指した。全商品にスクワランを配合し、各アイテムに合わせてスキンケア効果を期待できる成分を配合している。

 化粧下地「しっとりベースEX」は、3種類の美容液成分を配合して、潤いを与えて保ち、肌を保護する3段階ケアを提案。密着ジェル処方で、均一に肌にフィットしてヨレずに美しい仕上がりをキープする。

 リキッドファンデーション「ミネラルリキッドファンデーション」は、3Dコラーゲンによる形状記憶リキッドを採用。顔に塗布するとソフトゲル状に固まり、ハリの実感につながるとした。くすみを飛ばして内側から輝く透明肌を演出する。

 このほか、仕上げ用の「エアリールースパウダー」と「エアリーブレストパウダー」はそれぞれ、粒子の表面の凹凸を滑らかに加工し多孔質球状パウダーとなる。過剰な皮脂やメイクをキャッチしてメイク崩れを防ぐとした。

 パッケージデザインはアースブロンズの色調を採用。大人の女性の優雅さや普遍的な美しさを表現した。

 今後、リニューアルに伴う販促の積極化で、既存客のベースメーク商品の購入を促す。返品交換などの顧客サービスを活用し、色の不安を払拭して購入機会の拡大につなげる考え。なお、前期のメークアップ化粧品の売上高は前々期比18・4%減の9億9800万円だった。

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