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好調ネット販売企業研究・ブックオフオンライン 要望取り入れ機能拡充、倉庫拡張で売り上げ増へ

2010年 4月 1日 17:21

042.jpgブックオフコーポレーションの子会社でネット販売を手掛けるブックオフオンライン(BOO)は4月上旬にも通販サイトを刷新する。検索機能や指定した商品の値下げに合わせて、通知のメールを受け取れる機能を拡充。あわせて横浜市内の倉庫も拡張する予定だ。同社の2010年3月期の売上高は、前期比約30%増の22億円となる見込み。刷新によりさらなる売り上げ増を目指す。

  同社では07年8月にネット販売を開始。会員は月間3万人ペースで増えており、2月時点で約83万人となっている。売上面でも、昨年月商2億円に到達したほか、単月黒字化も達成。ブックオフグループの店舗では、平均月商約1億円の「秋葉原駅前店」が最大の売上高のため、ネット販売が事実上の"稼ぎ頭"となっているわけだ。また、店舗とは違い単品管理を行っているのも大きな特徴となる。

  これまで通常の商品検索と、巻数の多いシリーズの小説や漫画などをまとめて購入できる「オトナ買い」の検索が分かれていたが、今回の刷新でこれを統一。結果を表示する画面の右側に、セット販売の商品をまとめて出す形とした。また、希望する商品が入荷した際に送る「入荷お知らせメール」も、「オトナ買い」に対応した。

  購入したい商品の価格が下がった際に送る「値下げお知らせメール」についても、これまでは値下げするたびに通知していたが、希望する価格まで下がった場合にメールを送る「価格指定機能」を追加。「ユーザーの買いたい価格」が把握できるため、値付けに活かせるというメリットもある。

  こうした機能拡充は、ユーザーの要望を取り入れたもの。昨年2月にサイト内に匿名型の意見フォームを設置。注文後に使いづらい部分などを気軽に指摘できるようにした。また、スタッフブログやツイッターでも積極的にユーザーと交流し、意見を受け付けているほか、BOOについて記事で触れたユーザーのブログにスタッフがコメントを付けるといった活動も続けている。

  刷新にあわせて倉庫のスペースも拡張。1日の訪問者数はユニークユーザーで約5万人だが、購入率を高めるには「消費者が欲しい商品の在庫をそろえることが最重要」(マーケティング部)。刷新と品ぞろえの充実により、50%の増収を目指す。

  今後の課題はモバイル関連。現在、携帯電話向けのサイトは開設していないが要望は強く、例えば「『入荷お知らせメール』をパソコンではなく、携帯電話で受け取り、そのまま購入できるようにしてほしい」という声が多いという。サイトの開設も含めて「今期中には取り組みたい」(同)としている。
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