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イオンダイレクト  香港向け通販サイト開設、全農食品などとスキーム構築

2015年 8月20日 10:08

 5-1.jpgイオンダイレクトは8月13日、香港向け通販サイトを開設した。海外展開は初めてで、全農食品やヤマト運輸、ANACargoと連携して販売スキームを構築。日本の高品質商品にこだわってお米や果物などを販売する。まずは香港でノウハウを蓄積し、将来的には越境ECの対象地域を広げたい考え。



 開設したのは「新鮮直送」で、ぶどうや柿、白桃などの果物や、ブランド米の「つや姫」やコシヒカリ「朱鷺と暮らす郷」などを販売。また、毛ガニやホタテなどの海産物のほか、高級乾物の乾燥なまこや乾燥あわびなどを取り扱っていく。

 価格帯は高額とし、フルーツが5000~6000円前後に設定。香港の富裕層や現地に住む日本人向けに訴求する。

 注文は毎週日曜日に締め切り、まとめて発注する予約販売のモデルを採用する。顧客の自宅に届くまでの配送のリードタイムは6~7日。

 イオンダイレクトが通販サイト運営や販促を行い、協業する全農食品が商品の供給を実施。お米は注文を受けてから精米する仕組みで、鮮度を保ったまま顧客の自宅に届けるようにした。

 配送は協業するヤマト運輸とANA Cargoに委託。沖縄国際物流ハブに荷物を集約し、香港空港に輸送する。香港ではヤマト運輸の配送ルートが整備されていることや、沖縄からの輸送時間が短いことなどを踏まえて、香港での展開を決定したという。

 今後は、品ぞろえを増やす考えで、取引先を増やす方針。また、現地のグループ企業と連携して、店頭とネットを融合した販促を検討する。
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