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同コンテストは様々な産業の製品や施設、調査研究活動などを対象に、子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つとされるデザインを全8部門に分けて表彰するもの。今回は過去最高となる408点の応募があり、全272点が「キッズデザイン賞」を受賞。その内36点が部門賞を含む上位賞に選ばれた。
通販実施企業では、「子どもの産み育て支援デザイン(個人・家庭)部門」でコンビのチャイルドシート「ネルーム」シリーズが優秀賞を受賞。軽量化や成長に合わせた可動式ヘッドレスト、衝撃吸収構造などの安全設計が評価された。審査委員長特別賞は千趣会の「20年分のバースデーカード」が受賞。子どもの毎年の誕生日に写真とメッセージを残し、20歳になった時にひとまとめにして贈るプレゼントギフトとして、デザインやクオリティなど細部にわたるこだわりが評価された。
そのほか、上位入賞には漏れたものの同部門ではオイシックスの定期宅配サービス「Kit Oisix」も選出。また、「復興支援デザイン部門」ではニッセンホールディングスの「ニッセン・ハチドリのひとしずくプロジェクト『こども絵画展』」やアスクルの「ASKUL Kodomo Art Project」といった東日本大震災に関する復興支援活動が選出された。
200アイテムから販売を開始
なお、今回から仮想モール「アマゾン」において、受賞作品の一部商品だけを集めた専用ページとして「キッズデザイン賞ストア」を開設。
これまで協議会には受賞作品の購入に関する問い合わせが多数あったが、販路が複数あって明確に売り場を紹介することができなかったため、アマゾンに依頼して分かりやすい売り場を設けたという。
アマゾンは「(賞の)名称の下、販路を1つに絞って一目で探せるようになっている。世界中の顧客が求める品物を買えるようにしたいという当社の理念と合致した」(同社)と開始の経緯を説明した。
同ページでは賞の概要や受賞作品の寸評、審査委員からのメッセージなども掲載。8月4日のオープン時の商品数は約200アイテムで、10月1日からは第1回から7回目までの過去の受賞作品も含めて合計1000アイテム程度を取り扱っていく。
なお、アマゾンが手がけている育児サポート情報フリーペーパーの「A.baby」の最新号(8月20日発行)でも受賞作品の一部の情報を掲載する予定。同誌の電子版では当該商品をワンクリックするとアマゾンの購入ページにリンクするようにもなっている。