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新日本製薬、"シーラボ越え"宣言、複合型コラーゲンで機能性訴求

2014年 4月 3日 14:55

新日本製薬がオールインワンジェル市場でシェアトップを目指す。3月27日、メディア向けの商品発表会では、"シーラボ越え"を宣言。「シンプルケア」ばかりが強調される市場にあって、複数のコラーゲン配合による「機能性」と「オールインワン(多機能性)」の訴求でシェア争奪を狙う。

「オールインワンジェルの市場は、二強体制で市場をけん引してきた。(1位に追いつき、追い越すという)テーマは近いうちに達成したい」
 発表会で競合他社の名前を明かすのは珍しい。愛用者の満足度などでも比較したのは、ドクターシーラボを競合として強く意識するからだろう。

 新日本製薬によると、オールインワンジェルは「使用している」(36%)に「使ってみたい」層を含め約6割が関心を持っているという。一方、スキンケアの使用率では25%。関心のある層より少なく、そこに市場開拓の余地もある。同社では、「使わない層」が抱く"化粧水を使いたい、効果がなさそう"といった課題を解消する。

 パーフェクトワンシリーズは、4月に「クレンジングソープ(石けん)」「トリートメントシャンプー」「ビューティサプリメント」の3品を新発売。主力の「モイスチャージェル」(=写真、昨年10月にリニューアル)のほか、より高保湿な「スーパーモイスチャージェル」(4月にリニューアル発売)、「CCクリーム」(昨年11月発売)、「ホワイトニングBBクリーム」(4月に新色追加)を加え全7品にラインアップを拡充する。

 機能性は、複数のコラーゲンの組み合わせによる保湿力で担保する。「モイスチャージェル」「スーパーモイスチャージェル」はリニューアルに伴い、独自技術で浸透力を高めた「カプセルコラーゲン」、角質層の潤いを目的とする「浸透コラーゲン」、胎児の肌に多く存在する「ベビーコラーゲン」、熱や外的刺激に強い「保護コラーゲン」、肌表面で水分蒸散を防ぐ「被膜コラーゲン」という5つのコラーゲンを配合。各コラーゲンを機能に応じて肌表面に留めたり浸透させ、化粧水レベルの潤いを目指す。新発
売する石けんやシャンプーにも洗浄後の肌や頭皮に潤いを与える複数のコラーゲンを配合している。

 従来品を含め全アイテムで多機能性も訴求。石けんは、メーク落としや洗顔、毛穴、角質、保湿ケアの5機能、シャンプーは、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、パック、頭皮ケアの5機能を特徴にする。

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