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ヤマトシステム開発、ドラッグストアのネット販売を支援、サイト構築から配送・決済まで

2014年 4月 3日 14:51

ヤマトシステム開発は4月1日から、ドラッグストア(Dgs)のチェーン店舗向けに、一般用医薬品や日用雑貨などのネット販売を支援するサービスの展開を始めた。通販サイトの構築や商品配送、決済などの機能をワンストップで提供するとともに、受注商品の最短即日配達を実現。今年6月の一般用医薬品ネット販売ルールを盛り込む改正薬事法施行を受け、ネット販売に参入してくるDgsの取り込みにつなげる。

6月に施行される改正薬事法では、これまで曖昧だった一般用医薬品ネット販売のルールを整備。通販サイトの表示内容や薬剤師の勤務体制、顧客との情報のやり取りの方法など、販売時の対応を細かく規定する。

 今回、YDSが発売した「医薬品ネット販売当日宅配サービス」では、改正薬事法のルールに沿いサイト構築の部分で、販売許可証や店舗外観などの店舗状況、リアルタイムの薬剤師勤務状況、医薬品の用量・用法、禁忌事項の表示機能のほか、メールベースの相談応需機能などを装備。サイトは、一般用医薬品のほか食品や日用雑貨などの販売にも対応しており、5000アイテム以上の商品を掲載することができる。

 顧客はインターネットか電話で注文ができ、受注後に「宅急便」のセールスドライバーがDgs店舗に行き梱包された商品を集荷。店舗を中心に半径10~30キロメートル程度の範囲であれば最短で当日、より広域なエリアについては翌日以降に時間帯指定で商品を届ける仕組みで、代金決済は、クレジットカード、代引き、電子マネーに対応する。

 このほかに、スマートフォンの集客アプリ、店頭購入商品の宅配などリアル店舗の支援機能とも連携する。

 YDSでは同サービスについて、チェーン展開を行うDgsの利用を想定しており、今年度中に日本チェーンドラッグストア協会加盟20社への導入を目標に設定。単独店の薬局にも対応していく考えだ。

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