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ピーチ・ジョン、トレンド重視の新ブランド

2011年 9月22日 18:01

画像 085.jpg ピーチ・ジョンは11月に発刊する冬号カタログで、新ブランドの販売を開始する。ストリートのトレンドを意識した「ファッションブロガー」をテーマにし、ロックやスイート、ミリタリーの3テイストを展開。それぞれのテイストを組み合わせて全身でコーディネートできるという。定番アイテムが多かった衣料品ブランドとは差別化し、ファッション感度の高い下着購入者へ訴求し、クロスセルを狙う。

 発売するのは「Spice of Pj」。カタログ「pj」の3つ目のオリジナルブランドとなる。アウターやトップス、ボトムス、雑貨、ランジェリーなど約50型をラインアップした。ユニオンジャックを取り入れた「ロック」や、プードルをイメージしてファーやレースを取り入れた「スイート」、モデルカジュアルをテーマとした「ミリタリー」の3テイストを提案した。テイストをまたいだコーディネートが可能。価格帯は1万円前後のものが多く、例えば「フェイクファーボーダーコート」が1万9800円、「ルーズモヘヤロゴトップ」が7800円、「ユニオンジャックバッグ」が1万4800円、「ビジューエンジニアブーティ」が1万1800円となっている。

 商品開発では芯がブレない女性をイメージし「どんな服でも着こなしてくれる、エッジの効いたファッションを好む人に発信したい」(同社)とする。自由にコーディネートを楽しめるように「プチハット」にデザインしたレースは取り外し可能でヘアアレンジに使用できるほか、サンダルのチャームは取り外してアクセサリーとしても使用できるようにした。

 カタログ内ではファッショントレンドを意識したブランドとして立ち上げる。既存ブランドの「PJ」は定番商品として位置付けターゲットを幅広く設定しており、新ブランドとは棲み分けを図る。また、既存ブランドでトレンドを意識した「マイハニービー」とはディティールへのこだわりで差別化を図る考え。

 ピーチ・ジョンではこれまで、デザインと機能性を重視した下着を販売してきた。一方、衣料品は誰でも着用できる定番商品が多かったため、デザインを気に入って下着を購入した顧客の衣料品へのクロスセルの誘発が困難だった。衣料品のSPAが拡大し価格競争が激化していると分析し、デザイン性を高めることで他社との差別化を図る考え。

 カタログ「pj」冬号は11月16日に発刊する予定。新ブランドは11月上旬から通販サイトで先行販売する。9月14日から開催していた展示会での反応は良く、すでに女性誌からの引き合いがあったという。
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