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導入したのは、日本オラクルが提供する顧客データベースの統合・蓄積を目的としたハードウェア「オラクル・エクサデータ(OE)」と、顧客情報分析を行うアプリケーション「オラクル・ビジネス・インテリジェンス(OBI)」、顧客へのダイレクトメールの配信など実際の行動に結びつけるアプリケーション「シーベル・CRM(SC)」。
日本オラクルによると、いずれも数年前から販売されており、「OE」はファーストリテイリング、「OBI」は資生堂、「SC」はネスレなど個別に実績はあるが、分析とアクションを担う2つのアプリケーションを併せて導入するケースは初めてという。
ファンケルでは、「今回のシステム導入は第1ステップ。今後システム運用を含め、最終的に『次期顧客管理システム』の構築を目指す」としており、今後も顧客データ管理に伴うソフトウェアの導入を行う予定。
ファンケルが目指す次期顧客管理システムとは、個々の顧客のニーズに即した的確なサービス提供の基盤となるもの。通販(カタログ)や店販、ネットなどチャネル別に管理されていた顧客情報のシームレス化を進めることで、顧客行動分析の最適化と効果的なマーケティングと販売活動を展開、投資対効果の向上に役立てていく。