TSUHAN SHIMBUN ONLINE

インターネット・ビジネス・フロンティア株式会社
記事カテゴリ一覧

ハーバー研究所、無料サンプルで20万人開拓、「費用対効果は良い」

2010年12月 5日 22:30

ハーバー研究所(本社・東京都千代田区、小柳昌之社長)は、今年5月から実施している美容液の無料サンプルで20万9000人の新規客を開拓した。11月25日の決算説明会で、菅原壽憲専務は「費用対効果は良いと見ている。中長期的に売上高200億円を目指して攻め続けたい」と説明した。
4-2.JPG
 今年の5月からテレビ美容液「リフトアップセラム」の無料サンプルを展開。テレビCMや新聞広告などを活用して新規顧客の開拓を強化してきた。

 上期に開拓した20万9000人のうち6万5000人が本商品の購入につながったが、「転換率は当初の予想より低かった」(菅原氏)という。しっとりした使用感のため、猛暑の影響でニーズが低下したとみている。

 上期の稼働顧客数は前年同期比0・4%減の28万5000人。客単価は同7~10%減少しているが、総購入件数は同28・7%増の59万7000件と拡大。「ついで買いがなくなり必要なものを必要な時にだけ購入する消費動向が表れた」(同)とする。

 下期は10月にテレビCMを投下し、それ以降のテレビCM展開は現状未定とする。無料サンプルでの訴求は12月まで継続して行う計画で、新聞広告などを中心に展開する。

 中間期(4~9月)の営業損失は1億6700万円を計上しているが、下期はサンプルユーザーの引き上げを強化し収益を改善する方針。「販管費は当初計画通りに投資する予定」(菅原氏)で、11月から、レスポンスの無かった14万人に本商品の購入を促すDMやカタログを配布し顧客の定着化を図っていく。


楽天 通販のよみもの 業界団体の会報誌「ジャドマニューズ」 通販売上高ランキングのデータ販売