楽天グループは9月27～29日、仮想モール「楽天市場」内で同社が運営するプロスポーツグッズストア「Rakuten SPORTS ZONE」において、NBAの新作アパレル商品を販売するポップアップ店を、東京都渋谷区に開設した。

　「Rakuten SPORTS ZONE POP UP SHOP」は、原宿と渋谷の中間に位置する「旧渋谷川遊歩道路(キャットストリート)」に開設した。スウェットやフーディー、ジャケット、キャップなどNBAの新作アパレル商品全22型を販売。楽天市場店限定の商品も展示した。QRコードをスマートフォンで読み取ることで楽天市場店に遷移し、商品情報の詳細を確認のうえ、オンラインでも商品を購入することができる。

　特設ページの一部商品を対象とした限定クーポンを、ポップアップ店のQRコードを通じて利用できる。さらに、ポップアップ店で商品を購入した顧客には「オリジナルメッシュバッグ」を特典として進呈するほか、NBAオールスターゲームに10回出場し、Kia NBA最優秀選手賞を2回受賞したステフィン・カリー選手やデンバー・ナゲッツのジャマール・マレー選手などのサイン入りボールやユニフォームなど、さまざまなメモリアルグッズを展示した。

　EC Consulting DepartmentスポーツEC課の和田亜寿沙氏は「アンケートや、当社が開催したイベント『NBAフェス』において、『実際に商品を見たい』『試着したい』という顧客の声が多かったため」とポップアップ店開設の理由を説明。「楽天市場は30～40代女性がメイン顧客だが、バスケやファッション好きな10代後半～20代前半の男性にも、もっと楽天市場を利用してもらうために、キャットストリートを選んだ」(和田氏)という。

　今後の「Rakuten SPORTS ZONE」に関しては、「商品の幅を広げることで、顧客層を広げていきたい」(同)とする。バスケ選手やバスケ好きなインフルエンサーとのコラボレーション商品も検討している。