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エアウィーヴとつくば市、幸田町 官民でリサイクル開始、マットレスの購入や回収を支援

2024年 6月 6日 12:00

 寝具類の製造・販売を手がけているエアウィーヴは5月30日、茨城県つくば市と愛知県幸田町とともに、環境配慮型マットレスの普及を促進する官民連携の取り組みを開始した。両自治体と協定を結び、同社製品を回収したのちに再び製品化する「水平リサイクル」の活動となっている(画像=左から五十嵐立青つくば市長、高岡本州会長、浅田真央さん(中央のモニター内)、フレデリック・ペニアフランス大使館文化次席参事官、成瀬敦幸田町長)。

 










 従来型のスプリングマットレスは、処理に多くのコストを要する「適正処理困難物」として、各自治体を悩ませてきた。つくば市では年間2500枚以上の廃スプリングマットレスが回収されており、外部委託業者による処理が追い付かず課題となっていた。

 そのため、今回の取り組みでは、つくば市が6月1日から、同社の公式通販サイトなどで対象商品を購入した市民に対して1万円を補助し、あわせて使い終えたマットレスの引き取り時に発生する回収費用を同社が支援する。また、幸田町では4月1日にさかのぼって対象商品の購入費の15%、最大3万円を補助し、回収した対象商品は同社が水平リサイクルを行う。

 対象商品はSシリーズ(シングル税込11万5500円~)、Lシリーズ(シングル同30万8000円~)。

 5月30日に都内で行われた記者発表会で、同社の高岡本州会長は「同様の取り組みを他の自治体にも広げたい。今後も寝具づくりを通して環境問題に貢献できるよう事業を進めていく」と話した。

 同社は今年開催されるパリ五輪のオフィシャル寝具サポーターとして、選手村で使用される寝具のリユース・リサイクルに取り組んでいる。発表会には、ブランドアンバサダーで元フィギュアスケート選手の浅田真央さんもオンラインで参加した。

 なお、今回の取り組みと並行して5月12日から、新テレビCMも放映。歌手の山下達郎さんと竹内まりやさんが書き下ろした新曲とともに、浅田さんが同社の歴史を振り返るもので、循環する人の輪や同社が製造する循環型のマットレスを連想させる内容になっているとした。

 
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