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「ECサイトでの決済方法に関する実態調査」は、通販サイトで買い物をする男女400名(18~69歳)と、ネット通販事業者100名を対象に実施したもの。調査手法はオンラインで、調査実施期間は今年4月15~17日。
通販サイトで最も利用する決済方法トップ3は、1位「クレジットカード(79%)」、2位「QRコード、スマートフォン決済などのデジタルウォレット(9・3%)」、3位「コンビニ決済(5%)」だった。アマゾンが6月5日での取りやめを公表している「代金引換」は1・5%で5位だった。
決済の際は「ポイント」「普段使い」「利便性」を重要視。特に「ポイントが貯まる・使えるから」と答えたユーザーは65・5%に達した。
3位となった「コンビニ決済」を選んだ理由は、「コンビニに行くついで」「近くにある」など住環境や生活スタイルが影響している。また、全体の50%以上が、「希望する支払い方法がなくわずらわしさを感じたことがある」と回答、そのうち約半数が「他の通販サイトで購入した経験がある」と答えた。
「通販サイトで利用したい支払い方法」については、「カード決済(82・8%)」に続き「デジタルウォレット/スマホ決済(31・3%)」が2位に。デジカの林浩一郎CMOは「まだまだスマホ決済が導入されていない通販サイトが多いので、事業者はスマホ決済への対応が必須になるのではないか」と述べた。
一方、事業者側が決済システムを選ぶ際に重要視するポイントは「利用料金の安さ(62%)」、「入金の早さ(57%)」、「使いやすさ(53%)」、「決済方法の豊富さ(51%)」、「決済の安全さ(49%)」と続く。一方「現在の通販サイトに導入している決済システムに追加してほしい機能」については、「セキュリティーの強化(55%)」、「決済方法の数の増加(50%)」、「入金サイクルの短縮(46%)」となっている。林CMOは「今年3月に『EMV 3Dセキュア』が義務化されたことを受けて、セキュリティー面の関心が高まっているのではないか」と推測する。
また、同社ではコモジュにおける決済手法の詳細も公表。ファッション・アクセサリー分野では「コンビニ決済(36・5%)、「PayPay(32・6%)」、「クレジットカード(10・5%)」の順。玩具・ゲーム・し好品分野では「コンビニ決済(30・9%)」、「PayPay(26・6%)」、「クレジットカード(15・3%)」。コンピューター・ソフトウェア分野では、「クレジットカード(40・3%)」、「コンビニ決済(33・9%)」、「銀行振込(11・7%)」となっている。
「若年層の購入が多い商材の場合、カードをもっていなかったり現金で支払いたかったりという需要があるので、必然的にコンビニ払いが多くなる」(林CMO)。
なお、通販サイトに別途カード決済を導入している事業者もあることから、あくまでコモジュにおける決済比率となる。