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ルームクリップアワード2023 「色のある暮らし」が1位、住まいのトレンド、“脱コロナ”を象徴

2023年11月30日 12:00

 インテリアの写真共有サービス「RoomClip」などを運営するルームクリップは11月28日、その年の住まいと暮らしのトレンドを選出する「ルームクリップアワード2023」を発表した。

 同アワードは、「ルームクリップ」に投稿された実例写真と、写真に付与されたタグ、いいね、コメント、検索キーワードなどの膨大なデータを定量・定性的に分析し、その年の住まい・暮らし領域のトレンドや次の年のトレンド予測を発表する取り組みだ。

 23年のキーワードランキングは、1位から順番に「色のある暮らし」「省エネ・断熱」「ゲーミング部屋」「専用収納テク」「ペットテック」「スロップシンク」「パウダーコーナー」「スポット家電」「孫と暮らす」「室内窓」となった。

 同社によると、この10年くらいは白やナチュラルといったすっきりしたスタイルが部屋のインテリアトレンドの主流だったが、色をとり入れた部屋の投稿が目立つようになったという。

 色のとり入れ方も花やポストカード、インテリア雑貨、ブランケット、ベッドリネン、推しグッズなどと多様で、カラフル、ポップ、レトロといったスタイルのタグも増加傾向にあるようで、”脱コロナ”の23年を象徴するような明るく彩り豊かな部屋の投稿が増えたことから、「色のある暮らし」を1位とした。

 同アワードでは23年の暮らしを支えた「ベストプロダクト」も選出。ランドリーまわりの作業用水栓として注目を集める「洗濯用流しSK507」(TOTO)や、高級シャワーヘッドの「リファファインバブル」(ReFa)など11アイテムを表彰した。

 24年のトレンド予測には「ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)」と「ホームパーティー」「介護とインテリアの両立」を挙げた。「ZEH」は電気代の高騰をきっかけに省エネや断熱への取り組みが進んだ延長線上で、生活で消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る住宅への関心が広がると見ている。「介護とインテリアの両立」については、オーダーメードや介護用品ではない製品を活用するなどして暮らしに馴染んだ介護を目指す動きが出始めているという。
 
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