韓国発のアパレルECプラットフォーム「nugu(ヌグ)」を展開するmedicarelabs(メディケアラブス)は9月14日、日本1号店となる「nugu」のリアル店舗をルミネエスト新宿の地下1階にオープンした(写真)。

　日本ではファッション商材の購入はオフラインが多く、試着してから買いたいというニーズが強いため、同社はこれまでに伊勢丹新宿店や阪急うめだ本店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、ルミネエスト新宿、ルクア大阪などでポップアップイベントを12回開催して好評だったことから、10～20代が多く集まるトレンド発信の場であるルミネエスト新宿に初の常設店を設けたという。

　1号店では、「nugu」で人気の商品を中心に約200SKUを販売するほか、9月末以降には店内のイベントゾーンを活用し、1週間～2週間ごとに日本や韓国のファッションブランド、ビューティーブランドとコラボした商品を提案する。

　また、実店舗はオフラインマーケティングの拠点としても活用するとともに、ECとリアル店舗の連携も図っていく考えで、「日本のZ世代に一番支持されるファッションECプラットフォームを目指す」(パク・ハミン日本代表)とする。

　「nugu」は、日本で約60人のインフルエンサーと連携。各インフルエンサーがサイト内にそれぞれのストアを持ち、「nugu」とシステム連携しているソウルのファッション卸市場である東大門の商品をセレクトして販売できる仕組みを整えている。インフルエンサーは自分のストア内に商品の着用画像を掲載して各アイテムを提案する。

　販売力のあるインフルエンサーについては、「nugu」がサポートしてオリジナル商品を作って販売する。
　また、韓国のビューティーブランドや日本ブランドの商品も取り扱うことで品ぞろえを増やしている。

　今後は、東京と大阪に連携するインフルエンサーが自由に使えるスタジオと物流倉庫を開設する考え。

　なお、「nugu」は現在、月額売り上げが3億5000万円、アプリ累計ダウンロード数は50万件、日本公式インスタグラムのフォロワー数は54万人に上るという。