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10月2日付でMCCが実施する第三者割当増資をJDSCが引き受け、A種種類株式100株を22億1750万円で取得する。その後、MCCが親会社のトライステージから保有する普通株式全株について自己株式取得を行う形で、JDSCがMCCの株式を100%保有する親会社となる。
JDSCはMCCの買収で展開中のデータやAI(人工知能)の活用で見込み客に絞ってDMの発送先を選定できるサービス「response insight」を組み合わせてMCCのDM発送代行事業の強化するほか、同社の他のITを活用した企業向け販促支援サービスなどに合わせてオフライン販促であるDM発送をクライアントらに提案していくなど相乗効果を図狙いなどがあるようだ。
一方、トライステージは12年11月にMCCを連結子会社として以降、主力事業のテレビ通販支援事業のクライアントらにDM発送代行を提案、提供するなど相乗効果をあげてきたが、今後は成長分野であるオンライン領域の事業に集中していくとしてMCCの売却を決めたという。
メールカスタマーセンターの直近の業績(2023年2月期)は売上高が前年比0・9%増の189億7200万円、営業利益が同8・4%増の2億4400万円、経常利益が同7・9%増の2億4400万円、当期純利益は同11・2%減の1億6500万円。現状の顧客事業者数は約700社超、年間約3億通のDM発送を行っているという。